2016.01.20 Wednesday 12:15
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カレンダーデビュー
北極、南極、山岳地での研究成果を掲載している、その名も"Arctic, Antarctic and Alpine Research"という雑誌が、関係者向けに作成しているカレンダーに、調査中の風景写真が使われました。
マニアックな雑誌のこれまたマニアックなカレンダーなので、皆様のお手元に届くことは無いと思いますが。
ちなみに、12ヶ月分ある写真のうち、6ヶ月分には氷河が写っているという蛮カラっぷり。
一年を通じて写っている動物は私たち人間2人と、ナキウサギ一匹、そしてペルーのアルカパ2頭でした。
1月の写真なんか、チベットにある未踏峰の6090mのピーク(=調査地)で撮影された写真←おまえ、それ、研究か
ちなみに、同雑誌に掲載されていた興味深い論文に「北国の冬の森での生き残るために: サーミ人の小屋に実験的に住んでどれだけの薪と生活スペースが必要かを検証」というものがあります。2013年の論文です。
論文では、北欧に昔から住むサーミ人たちが、産業革命以前に森に及ぼしていた影響を推定するため、実際に小屋にすみ、冬の間「できるだけ当時の状況と同じくらい薪を燃料にして」越冬ししてみて、消費した薪の量などを調べています。
研究から、一冬で22000kgの薪が必要で、伐採などせず、枯死木しか薪として利用しないとすると小屋を中心に300mほどのスペースが必要であることがわかったそうです。
いつか「研究中です」といいながら、山小屋生活をすることもできるかもしれない....。
マニアックな雑誌のこれまたマニアックなカレンダーなので、皆様のお手元に届くことは無いと思いますが。
ちなみに、12ヶ月分ある写真のうち、6ヶ月分には氷河が写っているという蛮カラっぷり。
一年を通じて写っている動物は私たち人間2人と、ナキウサギ一匹、そしてペルーのアルカパ2頭でした。
1月の写真なんか、チベットにある未踏峰の6090mのピーク(=調査地)で撮影された写真←おまえ、それ、研究か
ちなみに、同雑誌に掲載されていた興味深い論文に「北国の冬の森での生き残るために: サーミ人の小屋に実験的に住んでどれだけの薪と生活スペースが必要かを検証」というものがあります。2013年の論文です。
論文では、北欧に昔から住むサーミ人たちが、産業革命以前に森に及ぼしていた影響を推定するため、実際に小屋にすみ、冬の間「できるだけ当時の状況と同じくらい薪を燃料にして」越冬ししてみて、消費した薪の量などを調べています。
研究から、一冬で22000kgの薪が必要で、伐採などせず、枯死木しか薪として利用しないとすると小屋を中心に300mほどのスペースが必要であることがわかったそうです。
いつか「研究中です」といいながら、山小屋生活をすることもできるかもしれない....。
Posted by makocchi-1129|comments(0)|-