森林フィールド トレーニングを終えて

8/3〜/8で開催した森林フィールド•トレーニングのレポートを研究林Blogに書きました。

レポートはこちら

今年が第一回のプログラムで、進め方などいろいろと検討した上での実施でしたが、
学生たちの頑張りにより実践的で充実したものとなりました。



 
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See you, Esmee

5月からインターンシップに来ていたEsmeeさんが昨日、帰国の途につきました。

冬の気候変動と森林植物との関係に興味があるということだったので、雪解け時期の早まりがミズナラやササの養分利用へ及ぼす影響について研究を進めてもらいました。

森の中で行く手をはばむ笹やぶ、英語の通じない人たち、たちの悪い酔っぱらい ー なれない土地で不便なことも多々あったと思いますが、ハードワークで興味深いデータをだしてくれたばかりか、問寒別の盆-DANCE大会で賞をもらったり離島へ旅をしたりと充実した生活を過ごしてくれたようです。



Good work, Esmee.
See you!
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論文: 冬のはじめに川の中で発見された沢山の陸棲ミミズ

注: これから麺類を食される方はご注意。グロい写真がでてきます。

以下の論文が受理されました。

小林真・南谷幸雄・竹内史郎・奥田篤志・金子信博 (2015) 初冬期に北海道北部の河川水中で発見された大量の陸棲ミミズ: 一斉移動への示唆. Edaphologia

去年の11月中旬、丁度初雪が降った頃、研究林の技術職員の方から
「ミミズが流し素麺のように川を流れている!」という報告を受けました。

想像するだけで気持ち悪いですね〜
ワクワクしますね〜

色々あって数日後にようやく現場に行ってみると、流し素麺とは言わないまでも沢山のミミズが川の中に沈んでいました。
調べてみると沈んでいたミミズたちは元々は川の周りにある森の土の中にいたものでした(水生ミミズではなく)。



また、沢山いたにも関わらず、川の中で発見されたのは1つのミミズ種のみでした。
同じ時期に川の周りの森の土を掘ってみると、川の中にいたのとは別の種しかいなかった事を考えると、初冬期に道北地域で川の中に移動するのは特定の種のみである可能性があります。

なぜ、そんなに大量のミミズが、冬の始まりに川の中に移動したのか?

その理由を断定する事は今の所出来ていませんが、これだけ大量のミミズは餌資源として川の中の生物へ大きな影響を及ぼすばかりか、水質さえも変化させそうです。ミミズがつなぐ森と川のつながりー今後、機会をみつけて深く調べてみたいと思っています。

そんなちょっとキモ面白い報告でした。
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問寒別神社祭

1年に1回の問寒別神社祭。

学生のとき以来-7年ぶりの参加はなんと神様の使い - 猿田彦役!
どうも、独身男性でないと駄目らしく、新人の自分に白羽の矢がたった次第。

神社では神主さんの祝詞をきき、玉串を奉納した後、天狗の面を被っていざ出発!
そういえば猿田彦、手塚治虫の火の鳥の中でも鼻が長かったな。





どうも猿田彦は神武天皇が地上に降り立ったときに先導したとかで、今回も御神輿を先導して歩きます。
なれない下駄は歩きにくかったけど、田舎の伝統のコアの部分に触れる事ができてとてもいい経験になりました。

丁度、調査にきてくれていた横浜国大の若い衆も、忙しい合間を縫って神輿を担ぐのを手伝ってくれ、
若い人手が不足している問寒別は大助かりだったのでした。



そんな夏の折り返し地点。
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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