山菜の時期も一昔前。
↑こっちでいうタケノコ。チシマザサのササの子。丸焼きにして皮剥いてマヨネーズで食べる。激旨し。
雑草だらけの庭に植えっぱなしだったレタスが、いつの間にか食べ頃になっていた。
日に日に冷たい飲み物を買う機会が多くなって、でも長袖のシャツは手放せない、そんな音威子府の初夏。
気づいたら一ヶ月半ぶりの書き込み。
書くことがなかったのではなく、書くことが多すぎてタイミングを逸し続けていた。
このままだとどんどん時間が過ぎてしまうので、まとまりのない文章を徒然に。
何をしてたのか?
いろいろあったけど、何と言っても雪解け実験サイトの立ち上げ、設置ばかりしていた。
当初の予定通りにいかないこと、考えきれていなかったことが多くてなかなか苦戦。
その度に、考え、悩んで、選んで、決めて、そんな日々だった。
"勝負どき"だと思えば思うほど、選ぶこと、決めることが難しいということを改めて痛感した。
天塩の高木さん、沢山の技術スタッフのおかげで、めちゃ格好いいサイトができつつある。
ミーハーだけど"サイトの格好よさ"は、研究を進める上でかなり大事。悩んだ分だけ納得の行くサイトができていて、『とことんやったるで』と思わせてくれる。
いつの間にか日本代表も負けちゃったけど、椎名林檎のNIPPONを聞いてノリノリになって、
現在進行中で作って、試験的な測定をしてます。
さて、知床にもいってきました。
昨年に引き続き、シカによる植生の食害が土壌窒素循環に及ぼす影響を調べています。
↑柵の左にはシカが入れない。シカによって林床植生が壊滅状態なのがわかる。
今年は、論文化に向けて取り損ねていたデータを補完しに何度か訪れる予定。
ちなみに昨年のデータをもとに、来週から、ドイツのバイロイトで開かれる物質循環系の学会(BIOGEOMON 2014)で発表します。面白い結果も出ているし、物質循環に特化した学会も初めてだし、世界各地の友人たちとも会えるしのでパブで一杯やるのが楽しみ。
知床の帰りには、九大の足寄演習林へお邪魔させていただく。
林長の久米さんに、火入れを予定しているヤマナラシ林やいろいろな試験林を見せていただく。
よく手入れされたカラマツ老齢林、ほぼ手つかずの低地の原生林をみせていただいたのには感動した。
これまで日高山脈や平地のど真ん中にあるミズナラの単純林ばっかりみて植え付けていた"十勝の森"のイメージがかわった。
足寄からネップへの帰り道、三国峠から雲海に浮かぶ東大雪が見えて無性に山に登りたくなった。
さて、気づいたら一ヶ月半。
岩にも山にもあまりいけてないが、一度、かっつん&あすきちゃんと初めての西岩峡へ連れて行ってもらった。
川沿いの気持ちのよい岩場は貸し切りで、のんびりクライミング。狙っていた『グレート本郷11a/b』を登ることができたのは成果だった。なかなか『最高グレード更新』とは行かないけど、今は致し方ないと思う。そんな風に思った方がいいときもある。
個々の問題に対処するテクニカルな事ばかりではなく、もっと大枠、方針に関わるようなことを思った...思いかけたけど、
それをきっちり振り返らないまま走ってきたら少しリズムが乱れてきた。
一度、ここらで見直す時間をとって、改めて動き出したいと思う、そんなこの頃。