研究助成

公益財団法人 旭硝子財団より研究助成をしていただけることになりました。

共同研究者の方達とともに、冬の温暖化が北海道北部の針広混交林の炭素動態や生物多様性におよぼす影響についてH26から少なくとも3年間(Hopefully much longer)、プロジェクトを走らせます。



基礎応用の両面から良い成果につなげることができればと思っています。
ワクワクです。
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敏音知(ピンネシリ)岳

なまりきった体のリハビリがてら中頓別にある敏音知岳(704m)に登ってきた。



我が家から登山口のある「道の駅ピンネシリ」までは車で15分ほど。
登り2時間、下りはスキーで一瞬。ご近所でお手軽だけど、なかなか見栄えのする山。



「森の巨人たち100選」にも登録されている千本シナを脇目にトドマツの人工林内の夏道を進む。千本シナは、かなり樹勢が衰えてしまっている。南西斜面に突き当たったところから夏道を離れ、正面の登りやすそうな微尾根にのって快調にコンタを稼ぐ。



気づけば背後には、ペンケ山(左: とんがってる方)、パンケ山 (右: 平らな方)が見渡せる。
研究林内の山々もいつもとは違った方角、角度から見るとつい見分けがつかない。



頂稜近くに生えていたでっかいダケカンバ



頂稜はところどころ雪稜っぽくなっているが、慎重にステップを決めればアイゼンが無くても問題ない。



スキーにせよクライミングにせよ、つい通い慣れた大雪や十勝へ遠出してしまうので、考えてみれば音威子府に来てから道北の山を登ったのは初めて。

頂上から見る道北の景色は新鮮で、高い山が少ない分、遠くまで見通せる景色の中に、ぽつーんぽつーんとある小さな白い峰がやさしくアクセントになっていた。もっと地元の山に登っていきたいと思った。

写真には写っていないけど、真っ白な利尻も見えた。








下りは一瞬。





下りると駐車場には鯉のぼりがかかっていたり、BGMでブルーハーツが流れていたり、なかから面白い道の駅だった。

道の駅の反対側にあるピンネシリ温泉に入って帰宅。
なんだかほっとした一日。

コースタイム: 道の駅 9:50 - 12:15 頂上 12: 45 - 13: 10 道の駅 
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ゆきどけ〜 まぢかの〜

3月はあちこち移動していました。アムール、広島、ボストン、大宮... 片手で数えるくらいの日数しか音威子府にいることができませんでした。「お前はバックパッカーに戻ったのか?」と言いたいくらい。

シベリア鉄道に揺られて代わり映えの無い原野をながめながら「明日には音威子府にいて、3日後には広島にいて、来週にはボストンにいるんだよな...」と自覚したときに先が思いやられましたが、考えてもしょうがないので、一日一日、目の前のことを片付けて行く事だけ考えました。

そして、得るもののめっちゃ多い一ヶ月でした。

4月からはどーっぷりとホームの森に向き合ってプロジェクトを始める事ができそうです。

3月末の森林学会では初めて中川研究林ネタ(土壌型ーミミズ)で発表しましたが、今後に繋がる有益なコメントをもらえました。4月から海外に行くという同世代の方とも話す事ができて、刺激ももらいました。地に足をつけながらギラギラしなきゃな、と思いました。

ここ音威子府でもえらい勢いで雪融けが進んで、雪の無い場所だけを通って買い物に行けるくらいになりました。雪かきの必要もなくなり、そろそろ自転車も引っ張りだして来れそうです。村の生活は過ごしやすくなるのですが、山の仕事では雪が融けきってしまう前にやらなければ行けない準備の多さに戸惑っています。




↑春のパンケ山

今の時期に森へ入ると雪が締まっていて歩きやすく、しかも夏は邪魔なササが雪の下にかくれているので森の概要を把握するのには好都合です。これからの2週間以内くらいの間で、徹底的に歩き回って(時にはスノーモービルを駆使して)、納得のいくサイト設定をしたいと思っています。





さて、どうなることやら。

そういえばこないだ大宮に学会に行った帰りに、少し時間があったのでふるさとの茨城県のアンテナショップ「茨城マルシェ」に立ちよりました。



見所がないな、と思っていた茨城でしたが、まさかここまでとは...
頑張れ茨城!

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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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