御用おさめ2013

今日は御用納めでした。
イマイチ落ち着かないので、積んであった書類のホッチキスを抜いてゴミに出したり、溜っていた野帳のデータを打ち込んだりと単純作業に没頭。

こうして2013年も終わろうとしています。

毎年同じ事を言っているような気もしますが、今年も良い出会いが沢山ありました。
色々振り返ろうと思いましたが、この一言で尽きる気がします。



仕事も、山も。

来年は焦らずじっくりと、大きなProjectをはじめる時期にしたいと思っています。

目先の事や周りの動きを気にし過ぎて焦らない。
最も大事なもの/ことを見定めてそれにむかっていく。
一段高い所をめざして。

みなさま、本年はお世話になりました。
おかげさまで、本当に充実した1年でした。そう、心から言えます。

良いお年をお迎えください。

小林真
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黒岳

3連休はお仕事...と観念しようと思ったが、やはりウズウズしてしまったので半日でさくっと黒岳に行ってきました。

実は黒岳は初。



リフトを使って7合目までいき、そこからピークまでスキーで行けた。
あいにく眺めは得られなかったけど、下りはゆるふわ系パウダーに酔いました。

帰りがけに少し足を伸ばして滝の様子を見ると、まだ水が滴ってはいるものの、ぼちぼち凍っていました。





暖冬で心配していましたが、年を越せば、安定したのが登れそうです。
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ハスカップワインに溺れる


お隣の中川町にて6月に収穫されたハスカップを材料にしたワインの解禁イベントがあり、
職場の同僚とおよばれしてきました。



いい感じの雰囲気の中、ワインの飲み放題+中川周辺の食材を使ったイタリア料理をお腹いっぱいいただきました。




なんと、外には枯れ木を使った松明?も焚かれていて、中川産のソーセージをあぶって食べられるというアウトドアな要素もまじった素敵なイベントでした。

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冬山造材

サンプリングの打ち合わせをするために、雨龍研究林へ行っていました。
その際に、12−13年ぶりに迫力ある冬山造材の現場をみる機会がありました。



北海道では夏の間は笹が茂っていて作業がしにくかったり、切った木を運ぶのに雪の上だと傷つきにくいこともあって、伐採、造材は主に積雪期間に行われます。



長い年月をかけて成長した迫力あるダケカンバ。
どんな風に使われていくのか。



そして気づけば年の瀬。
やり残した事、来年の頭の準備をはじめる日々。
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豪雪なう



我が家埋没ちゅうΣヽ(゚Д゚○)ノ

この調子で山のササが埋ってくれると、来週あたりからパウダーシーズン到来か。

という訳で、足慣らしに初めての音威富士スキー場。

気温が上がって少し重くはなったものの、バフバフ。

タケちゃんに基本から教えてもらう。今年は1レベルアップ狙い。



眼下には音威子府。

静かな感じ。
つい息を空に向かって吐き出したくなる景色。
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山の神

週の前半は諸処の会議や打ち合せのために札幌へ出張。
見事に風邪をもらってきてしまった...
田舎暮らしの人間には、大都会はいと怖し。



木曜日は中川研究林の山の神の神事があった。

山の神は、箱根駅伝の5区のランナーのことではなく、文字通り山を守っている神様の事。
各地の研究林•演習林では、場所によって日にちは違うが、必ずこの神様へお祈りする行事がある。



これからの冬の造材が滞り無く進む事を祈って、研究林内の建物内にある神棚に向かって祈祷。
お神酒もいただく。

はじめての自分の山への山の神。
なんだか、感慨深い。

で、金曜日は、月に一度の積雪量調査。
今回はブルでつれていっていただいた。



今年はまだ雪が少なく50cmほど。

雪のなかでエゾマツ苗の枝葉は「気をつけ」をするこのように行儀よく折り畳まれている。
いとをかし。



と、落ち着きなく動いていたら風邪がぶり返してきてしまったので、
週末はおとなしく土壌抽出でもするとする。

この土壌抽出、これまでもこれからもどんだけするか分からないけど、
諸行無常の様子有り。結構好きだったりする。

さて、職場から5分のスキー場、シーズン券を買ってしまうか否か。



村の商店では正月飾りも売り始めて、年の瀬だなーと思う。
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秋のトンボ、帰り

1週間の間に、関東ーねっぷを2往復。
1つは法事。もう1つは"とある"グラントのヒアリング。





ヒアリングの方は、プレゼンはガチで練習したので納得できる出来だったが、質疑応答が難しかった...
日頃からロジックを磨いて自分のことばにしなければ、と思った。
かなり本質的なところをつくコメントももらえたし、良い経験にもなった。精進あるのみ。

世の中はクリスマスモード。



論文のリバイズたちも一段落したので、
書きかけの奴を再開しつつ、分析したり実験をしかけます。
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総説: 冬の気候変動が土壌ー植物系に及ぼす影響: "これまでの研究"と"これから"

今シーズン、初めて自宅の雪かきをした日、表題の総説が受理されました。

Makoto, K., Kajimoto, T., Koyama, L., Kudo, G., Shibata, H., Yanai, Y., Cornelissen, J.H.C. (accepted) Winter climate change in plant-soil system: summary of recent findings and future perspective. Ecological Research.

この論文は、今年の3月に日本生態学会で開催されたシンポジウムでの講演内容を元にしたもので、来年、同誌にて予定されている冬の気候変動の特集に含まれます。

論文では、窒素循環を基軸として、土壌中の物質循環や土壌からの温室効果ガスの放出、植物の栄養塩利用、植生の発達、植物と訪花性昆虫との関係など、各著者が得意なテーマについて冬の気候変動に関係する最近の研究をレヴューし、テーマ間で繋げる事ができそうなパート(でも繋げられていないパート)を洗い出す事で、分野横断的な新しい仮説の提示を試みています。

この人たちと一緒にシンポが出来たら最高だな、と思った方々と、
今度はこうして一本の論文を書いた。

まとめはしんどかったけど、
色んな方の書き方や、考え方を学ぶ事ができた論文。

めちゃんこ嬉しい。



ピース。

沢山の人に読んでいただき、ご批判コメントいただければ。
さて、次は原著論文に行きます。
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