2013.08.25 Sunday 20:53
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野外シンポ2013
月曜日から金曜日まで、天塩と中川研究林で実施された野外シンポジウムに参加してきました。
教員として初めて参加するイベントでしたが、密度が濃く、色々と勉強になりました。
野外シンポへは全国から森林での研究に興味のある学部学生達が集まり、
昼間は教員や大学院生達が進めている研究紹介やそれに関連した野外調査体験をします。
夜は昼間に紹介された研究についてポスターセッションが開かれ、
夜遅ーくまで議論をします。
また、終盤では興味の似た学生メンバーでグループをつくり、
シンポで学んだことを取り込みながら、疑似研究発表を実施します。
シンポを通じて参加した学生さんたちのやる気に刺激を受けた、というのが一番ですが、それ以外にも研究林の他のメンバーが普段している研究の内情や、その紹介の仕方にも色々学ぶ所が多かったです。
また、夜な夜なフカッチー初め沢山の方達とお互いの研究や研究哲学について熱く語り合った頭は、今も未だ冷めやりません。
熱いぜ研究林。
自分のセッションでは「温暖化が大型土壌動物によるリター分解を通じて土壌や植物に及ぼす影響」について横浜での研究を中心に紹介しつつ、普段扱っているヤスデと同じ大型土壌動物ということでミミズのサンプリング体験を行いました。予想していたグループとは異なるミミズが、しかもかなりの現存量存在していることが分かるなど予期せぬ収穫もありました。
伝え方、盛り込む内容などまだまだ改善の余地が多々ありますが、
教育面でも研究面でも、いいはじめの一歩になったと思います。
最終日のエクスカージョンでは自分たちで釣ったヤマベを天ぷらにっ!
ホクホクでウマー!
つい食べ過ぎてしまった...最後の最後まで充実の夏の終わりの日々でした。
さて、今週もイベント盛りだくさんで慌ただしそうですが、1つ1つを楽しみつつ、
研究助成への応募や移動に伴う書類をきっちりこなして引っ越しまでこぎ着きたいと思います。
Posted by makocchi-1129|comments(2)|-