追いコン

 
生麦にあるキリンビール園にて追いコンをしていただきました。

忙しいところ隣の研究室の方も参加してくださり、にぎやかで楽しい会でした。


ここでしか味わえないビール、おなじみの銘柄の出来立てなど合計8種類!
ビール好きにはたまりません。

特に横浜エールが気に入りました。



↑こちらはラガー。滑らかさが半端ない。

1年3ヶ月と短い間でしたが、改めて素敵な仲間に囲まれた時間でした。

好きなだけ、土壌動物と樹木の関係を考えて研究できる時間でした。

2年前、学振の申請書をどこにだそうか考えているときに、面識もなかったのに快く受け入れを承諾してくださり、すべてのきっかけをくださった金子先生に感謝です。



みなさま、今後ともよろしくお願いいたします。

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ばたばたばたばたばたばたー

 
採集してきたヤスデの解剖などしながら冬の気候変動シンポに関係するレヴューに追われています。

色々な方に書いてもらった文章をつなぐのって、思った以上に難しい。

体裁はそろってきたけど... ひたすら読み込み→書き直し→みてもらう→直す→読み込む....を繰り返すしかないんだろうなー。深く広くなレヴューになりそうで、1本の論文としてtoo much&ボヤケタ感じにならないように、多岐に渡るトピックを含める必然性やトピック間の相互作用を事前に読み手にイメージしてもらえるようなイントロを書かねば。締め切り近いんだけどね...

色んな分野の論文を確認しながら修正、加筆しているので勉強になるっす(光合成に関する論文は懐かしい)。

引用してもらえるような論文にスべくがんばります。

ロシアのせみょっちからは春のSettingが完了したよーとの知らせ。


Good work!これはいいデータになる。はず。



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蟲の日

 
横浜国大の土壌研では、毎年6/4は「むし」の日ということで、日頃から研究のために殺傷している蟲たちを供養する日となっている(実際は、みんなの都合があわず6/4"近辺"の日になってしまうのだけど)

今年は昨日でした。

今年は供養の宴会のみならず岡山大の兵藤さんに話題提供をしていただいたりと、盛りだくさんの日でした。兵藤さんは、同位体研究の歴史、同位体を利用する上での原理など根本的な点から、世界各地でされている最新成果までのお話をおもしろ&わかりやすくしてくださいました。


聞こえのいい「なんちゃらセオリー」にすぐのせるのではなく、対象とする生態系でおこっている生物現象の不思議を丁寧に解き明かされている研究スタイルに感銘をうけました。


その後の宴会にはOB-OGのみなさんも多数参加されて、楽しい飲み会になりました。

いい研究したいなー。


慌ただしかった期間もおわり、外食やコンビニ飯がちになってしまった日々ともおさらば。大根の味噌汁をつくり、鯵を焼きます。できるだけ落ち着いて、日常のリズムを大事にしながら横浜での残りの日々を過ごしていきたい。

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ヤスデの旅2013:秩父編

お次は東京大学の秩父演習林へ。今度のターゲットはキシャヤスデです。

成果は.....







どーん!

うじゃうじゃいました。

予定していたもろもろの実験に十分な個体数が確保できました。
これにてとりあえずヤスデ探しの旅は一段落。実験パート、機能形質はかったり、成分分析したりします。

少し余った時間では、秩父演習林に設定されている色々な調査地をみせていただきました。



鹿柵も場所が変われば大きさや材料も違っていて。うまく共通項をつくって、Context dependencyをみるような研究も面白そうだなーと思ったり。


1晩泊めていただいた栃本宿舎は、木をふんだんに使ったオシャレな宿舎で自炊もできる。
町からも離れていて静かな場所で、ゆっくり、じっくりと調査する際ににぴったりな場所でした。


また、何かのときにはここに泊まりたいなー。
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ヤスデの旅2013:島根編

 
知床から帰った翌日、色々溜まっていた書類を片付けた後、そのまま夜には島根へ。
今回の目的地はミドリババヤスデの聖地(!)ともいうべき三瓶山。

島根大学の皆さまに大学院時代の同級生:火星人が加わった混成チームに助けていただきながら、三瓶山やその麓にある島根大の演習林をヤスデ求めて歩きまわった。

三瓶山では大きなシデ、ブナに囲まれながらのサンプリング。
青々とした森の中は、知床とはまた違って緑が香る。







島根では取水制限がでるほどしばらく雨が降っておらず、土も乾燥気味だったせいもあるのか、残念ながら予定していた数のミドリババヤスデが捕獲できなかった。けど、別の種のヤスデが取れたり島根の森の事を教えていただいたり充実でした。色々ご案内いただいて土地勘もできてきたので、今度は演習林の宿舎に泊まらせていただきながら、大発生の年に併せて行きたいです。


↑ご当地メニュー「三瓶バーガー」。今回はオーソドックスなのだったけど、次はふじまきさんオススメの三瓶わさびバーガーにトライしたい。めっちゃうまかったー。


↑島根と言えば... あご(トビウオ)!

「お世話になりました!」

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森作り体験@知床

 
なんだか慌ただしく、しばらく更新できていませんでしたが、ちょっとずつ...

知床では調査が予定より早く終わったので、植林体験をさせていただいた。

今回混ぜていただいたのはその準備段階ともいうべき苗の山出し。


天然更新しているトドマツの実生を掘りとり、鹿柵の中の苗床に移す。


植える前の苗畑が...


じゃーん!こうなると充実感たっぷり。

でっかくなれよー♩
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知床調査終了、そしてはじまり


24日からはじまった知床調査。

知床財団のみなさんや共同研究者の方達のおかげで、無事に予定していた作業を全て終えることができました。


↑2つ前の記事の写真とくらべると、低地は大分青々と、山は黒々としてきているのがわかります。


色々と見て、感じたので、本当は横浜に帰りゆっくり思い出しながら書きとめたかったのですが、帰った翌日から島根へヤスデ調査という事で、今のうちに民宿の部屋でざーっとキーボードをたたいています。

今回は隣の研究室の森さんが主宰するプロジェクトに参加していました。詳細は省きますが、深刻化するシカの食害が森林の生物多様性や生態系機能に及ぼす影響に関する研究です。


↑知床にはあちこちに鹿策が設置されています。


参加したメンバーは一緒に仕事をするのが初めての人ばかり。

植生、リター分解、トビムシ、生態系機能、種多様性、群集生態学...と、コレまでになく他分野の人達とフィールドへ出て作業する中で、知識面で色々と勉強になることが多い時間でした。

また、今回おこなった調査地設定は細かい部分とBig Pictureの描き方がものをいう作業。各分野の第一線のたちがどんな風に考えてデザインするのか、対象生物が異なる研究者間で気になってくることが異なるのをどう折り合いつけて共同調査区を作っていくか、机上では学ぶことができないことをたくさん垣間見ることができました。




関西系の人たちが多かったおかげ(性?)で、毎日賑やかな調査となり、アメリカから初めて日本に来ていたふぉれすと•いずべる氏は「日本人は口をこんなに動かしながら手をうごかすのか」と勘違いしたことでしょう。


笑いの絶えない毎日の後、一人残ってイングロースコアを埋めている間は妙に寂しく、ヒグマの恐怖も混ざって精神的に結構きました...


↑三匹のクマちゃん



でも、皆さんいる間に夜遅くまで(妙にハイテンションで)土篩を手伝ってくれたおかげで、
予定していた数のコアを設定し終えることができました。


数ヶ月前から森さんと仕込んできたネタ、これは絶対面白い。

まだはじまりだけど、納得いく設定ができている。
今後、結果が出るのが楽しみです。



知床連山をバックに。
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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