青空と梅と、どら焼きと

 
さて、慌ただしい時期に限ってNCアナライザーは赤ちゃんが泣き叫ぶくらいの勢いで
エラーメッセージを出してきます。

「こいつら絶対、こっちの様子をみながら仕事ぶり変えてやがるなっ!」

と密かに感じているのは自分だけではないはず...

今月号のJournal of Ecologyにはplant-soil feedbackの特集が組まれていて、

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jec.2013.101.issue-2/issuetoc

面白そうな論文ががっつり。
シンポの最後で予定している総合討論へのヒントもありそうな気がするし、1日1本。

気づけば1週間後にはシンポな訳で、1つ1つの発表にワクワクしつつ、それらを有機的につなげて総合討論で今後へ向けたいくつかの具体的な方針を打ち出すにはどうしたもんか、頭をこねこねしています。


月曜日、うちの大学は入試のため基本立ち入り禁止(?)だったので、スタバをはしごしながら仕事。

夕方、とある公園の前を通ると、電話BOXの後ろにオニに見つからないように隠れている女の子がいて、

「よかった、ゲームが発達した現代でもかくれんぼは人気あるんだ!」と妙に感動。


なかなか子供達が外で遊ぶ時間に街に出る機会もないので、
そんな、ありふれているはずの景色も久しぶり。


あちこちで梅が咲き始める季節。

やっぱり桜の鮮やかさには適わないけど、まだ寒いこの時期に、先陣きって春までの距離間を伝えてくれる姿はたくましく。


天気のいい日に、外でどら焼きでもたべながら、ぼーっとして、
充電したり色々決意したりするのです。


Posted by makocchi-1129comments(0)|-

オーロラ写真集


KatieとTylerが無事にAbiskoにたどり着いたようで。

昼頃に成田を出ても時差マジックで同日中に北極圏までたどり着く。

時間的に近いようでやっぱり遠く、行き来するのはなかなか大変...
という事実が、今の地球のサイズを的確に表している気がする。

あと数十年もして輸送技術が発達したり、航空券が安くなったら、もっとお気軽に、例えば週末で日本からオーロラツアーなんかに行って帰ってくるとかもあるのだろうか。

2人は、変なものを色々食べさせられたと現地で言っているようで( ̄▽ ̄)v


そんな2人が素敵なお土産を持ってきてくれた。

それは元同僚でもあるPeterが出したオーロラの写真集。


収録されている写真はどれも迫力満点で、中には見慣れた風景も納められている。

解説が英語で書かれたものもありインターネットからも購入可能。

http://www.rosenmedia.se/english/index.php?action=Aurora%20Photo%20Adventures.html&kod=4

オーロラを見た事の無い方はもちろん、
見た事はあるけどその余韻に時々浸ってみたい方、必見です。

彼は今はプロの写真家として、オーロラを目当てに訪れた観光客向けの撮影レッスンなどを開いているよう。上記のHPなどから申し込みもできるようなので、せっかく行くAbiskoでばっちり格好よい自分だけの写真をおさめたいと思っている方は要チェックです。



素敵なお土産、ありがとう。
Posted by makocchi-1129comments(0)|-

ニセコばふばふ2013

 
先週の三連休。

三浦さんの公聴会の翌日、朝4時からガンガンする頭をなんとか胴体に乗っけて羽田まで行き、Tyler&Katieの待つ札幌へ。

2人に加え、スペインで一緒だったミソパン、Abiskoにきた事のあるカブ、そして山スキーOBのあすきちゃんという、まあ、久しぶりでもないメンツでニセコに山スキーをしにいってきました。

気圧配置はおおむね冬型でしたが、強い寒気が入る事も無く、
晴れ間も見える中、極上のパウダーを楽しむ事ができました。

五色温泉の自炊棟をベースキャンプとし、パウダー、温泉、パウダー、ビール、パウダー、ビール、温泉、ビール、温泉、酒、ビール、温...以下自粛...な日々に、これが楽しみで来日した2人もご満悦。

もちろん、日本隊もご満悦。

以下写真です。

**********

初日は足慣らし程度にイワオヌプリ。

五色温泉から1時間ほどで登れるお手軽な山。
初めていったけど景色もよい。

この日の雪はヤバすぎた。
巷で流行りの「ゆるふわ系」


Yeah! 滑るぜ!Split boarderのTylerとミソ。


アンヌプリをバックに―Katie。

バフバフ雪の上で「ほうっほうっ!」と叫んでしまうのは万国共通。
いや「HOU! HOU!」か。


あすきちゃん in ばふばぶ


上に同じ。


ワタシノナマエハTylerデス。ONSENクダサイ。

どうやらこの国の仕組みが分かってきたようだ。


お腹もへりましたのでみんなで石狩鍋を作ります。
大学1年生の頃、合宿の際にここで上級生の夕飯を作ったのを思い出します。


Sapporo Classic+温泉上がりにぷしゅー=最高 の方程式。


そして、国稀+ミソパンの焼いたシシャモ=完璧 という方程式。


スペイン仕込みの英語?で頑張って意思疎通を図るミソ。
まだ酒が足りていない。


地図帳片手に、また悪い事考えている人たち。

翌日は羊蹄山。


荷物を詰め込んでデッパ。


低標高域はトド。


青空の下、ダケカンバの疎林を抜けていきます。




振り返ればニセコ町が眼下に。


1500mあたりでガスって来たので、滑り出すことに。
まずはカブ。


バフバフすぎてゴーグルの奥の目がいっちゃってる人1名。


Tyler。


パウダーに埋まっているKatie。


ほうっほうっ!


いくぜっ。



標高差1000mのパウダー。ごちそうさまでした。

お腹いっぱいー。

最終日はチセの東面をちろっと滑って来る。
ピーク付近は天気も悪く、上部はちょっとwind packedされたパウダー。




いい日々でした。


来札途中、見えまくりの羊蹄山。


空港で見つけたポスター。


持たせてくれたおにぎり。


みんな、ありがと。
またいつか、世界のどっかで集まって滑れたらいいね。
Posted by makocchi-1129comments(5)|-

アムール調査 2012夏

 
色々あってアップできていなかった調査の写真。

極東ブラザーズの相片ことセミョン君から素敵な写真を送ってもらったので紹介。

2012年8月下旬から、極東ロシアアムール州北部にあるゼーヤ市周辺へ、
高山帯の植生と土壌の調査をしにいってきました。

同地域では近年、ツンドラ植生にハイマツが侵入していることが確認されており、
その原因や生態系への影響を調べるのが目的です。


ビクトルさんと、セミョンと。


船に乗って湖をわたり、普通の人では入れない場所にある調査地に行きます。


この入り江に接岸して真ん中のピークを目指します。トプナイ山といいます。
トプナイは、原住民であるナナイ人のつけた名前ですが、意味は分からず。


踏み跡を辿り、山の上を目指します。


途中、コケモモがこれでもかっ!っていうくらい生えています。

夢中になって食べていると、すぐ隣には熊の糞がたっぷり。。。
ま、この辺りはツキノワなので何とななる気もしますが。

糞をよくよく見てみると、ほとんど消化されないままのコケモモの実が沢山含まれています。
イメージは、コケモモのチョコレートソースがけ。

熊散布の効果は?


あーでもない、こうでもないと久しぶりにおしゃべりしながらの土壌サンプリング。
あご&せみょん。極東ブラザーズ。


雨が降ったりもしましたが、無事にサンプリングを終える事ができました。


ロシアからはサンプルの持ち出しがとても困難なので、
山が下りた後、現地でサンプルを捌きます。
アムール州北部の自然管理局の一室をお借りして行いました。




今回も色々な人にお世話になりました。
さて、いい結果がでてくれるかな。

スウェーデンに住み、改めてロシアを訪れてみると、その食の豊かさに驚きます。
野菜も地場ものばかりで美味しく、ついつい食べ過ぎてしまいました。
数年前には、ちょっとしかかじれなかった豚の脂身の塩漬け「サラ」も、癖になってしまうくらい食べました。おかげでふくれたお腹は...今もへっこまないままです。

Posted by makocchi-1129comments(0)|-

D論の公聴会

 
先週の金曜日、金子研の裏ボス(?)こと三浦さんの公聴会がありました。

当日は、遠方からもOB•OGの方々が駆けつけてくださり、
三浦さんの人柄が現れていました。

審査員の先生方や先輩方の鋭い and 今後の方向性に関する質問へも、
自分の意見を堂々と述べていて、すごいなーと思いました。

宴会係を仰せつかっている私の当日の仕事は、もっぱら公聴会後の懇親会でありましたが、
先生の隠し持っていたあやしい酒コレクションや中国からの留学生が差し入れてくれた手作り餃子などのおかげもあって、いい飲み会を展開することができました(3次会まで...)


コレからは同じポスドクとして、
競い合いながらも一緒に成果をだしたりしていけたらと思います。
 
今後もよろしくお願いします。

気づいてみれば自分が学位を取ってから3年近く経とうとしています。

自分の中のたぎるものに対して、もっと素直に、形にしていきたいなーと思いながら
ふらふら見あげた横浜の夜でした。
Posted by makocchi-1129comments(0)|-

節分

 
気づけば2月。椿のきれいな時期です。
横浜でも2度、積もるほどの雪が降っていますが、椿は水々しい花を保ち続けています。

先週は、シンポジウムに関連した仕事、却下されてしまった論文の修正、
ヤスデ論文の執筆、査読なんかをしていました。

ヤスデ論文、勢いよく書きはじめたのはいいものの、さてDiscussionをどう膨らませるか、
その加減をうまくやって、いい論文にしたいと思っています。
色々な人にも見てもらいながら、今月中には形にしたい。

*******************************************

金曜日の夜からAbiskoからTylerとKatieが訪ねてくれています。
2人は研究所の同虜だったのですが、よく飲み、よく遊び、よく飲んだ仲です(笑)

天気の良い夏の日、5時くらいになるとOfficeにTylerが入ってきて、

「Beer?」

と聞いてきます。それが終業の合図でした。

さて、3週間ほどかけて日本中を旅する2人ですが、
早速、花金に桜木町でお刺身を肴にたらふく飲みました。


3人でどんだけ熱燗を消費したのか...


土曜は2人を鎌倉に送り出した後、お線香あげに。

25年ぶりくらいで遊びにいく府中の伯母さんちは、家の周りが記憶と大分違っていましたが、自分の記憶の曖昧さだけではなく、本当に色々変わったようです。

公園だった所に家がたち、
変わるはずいの無い多摩川の土手の高さも、記憶の中よりも大分低く感じました。



*******************************

日曜日は東京見物に。


皇居の周りを散歩し、駒形でどじょうと鯉のあらいを食べた後、浅草寺で節分の豆まきを見ました。




3人とも獲得粒数1粒ずつ...と年の数には到底たりませんでしたが、福をちょっと補給しました。

上野、表参道と中学〜高校の頃にお上りさんをして買い物をしていた場所をぶらぶらと巡り、日本に来たからにはここにいかねば、ということで、下北沢のMagic Spiceでスープカレーを食べました。


カフェやバーでのんびりしながら、久しぶりに街っぽい、平和な休日を過ごしました。
こういうのもたまには悪くないな。


Posted by makocchi-1129comments(0)|-
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2013 >>
RECENT ENTRIES
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RECOMMEND
顎ろぐ
北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
PROFILE
LINKS
OTHERS
template by msrbn