ようやくの城山

 
土曜日、よーやく岩にへばりつくことができた…。
もう、クライミング自体が2か月ぶり。

牛君と2人で向かったのは城山。

久しぶりだし、簡単なのをたくさん登って体を動かす。


重い体を引きずりながら、一体、俺はこの夏、何してたんだろう…と思う。

終了点からの眺めも良く、暑くもなく、快適なクライミングができました。



今シーズンの目標ルートも定めたところで撤収。

やっぱりちゃんと登ってないと、色々と滞るなーと思った。

身体的にも精神的にも。


ウバメガシの間から霞がかった暖温帯林を見下ろすとまだまだ夏の様相だけど、
道端には彼岸花も咲いていて、
ツクツクボウシの鳴声も心なしかスピードダウンしていたりして、
秋が近づいてきているのを感じた。


温泉入って沼津でタコ食べて帰宅。


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土曜の夜から降りだした雨は日曜日になっても勢い衰えず、
ここぞとばかりに論文を仕上げて投稿!


今回は初めて衛星データを使って書いた論文。


衛星データなんて、はじめは分からないことだらけだったけど、
調査や論文執筆中に色々教えていただいてここまで来た。


I'll keep my fingers crossed for our manuscript!!

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あじゃり餅

 
共同研究者のうっしーが横浜を訪ねてくれ、彼が筆頭で書いているツンドラ・微生物論文の打ち合わせをした。


↑写真はお土産でいただいたあじゃり餅。
京都のお土産、と言えばつい八つ橋となってしまいがちだけど、通はこちら。

一緒にPCを眺めながら原稿を直していくと、効率的に進む。

さてさて、上手くいきますかね。


夜はかねてから気になっていた桜木町の活魚センターへ。

おいしい地物の魚介類を肴に、たらふく飲んで、いろいろ語りました。

いつも刺激をいただくうっしー、今後もよろしゅ。


アラスカのリモセン論文も投稿まぢか、飛ばしていきます。


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ところで広末がでている"niko and..."のCMがいい。

映像・コンセプトもだけど、民族音楽てきなBGMが耳に残る。

調べてみると鹿児島を拠点に活動している"Otto & Orabu"というパーカッショングループが演奏しているよう。

Posted by makocchi-1129comments(4)|-

アムール、八甲田、そして横浜

 
3週間ぶり、
9月も中旬だというのに一向に涼しくなっていない横浜の家に帰る。

部屋に溜まっていた粘着質な空気を入れ替え、
くしゃくしゃの要・洗濯の物たちを一気に片付け、
ザックの中身を出し、乾かし、押し入れにしまう。

自分の家の布団で寝起きし、
弁当をもって通勤する生活が再開。

自転車も直したし、
なんだか、しっかり生きてるって感じがする。


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アムールでは予定していた調査を順調に終えることができた。


今回の調査では、近年、ハイマツがツンドラに入り込んでいっている場所で土壌や根のサンプリングを行った。アムール州北部のゼーヤという街の近くには、ゼーヤ地域・自然保護区がある。保護区内の2つの山に登り、小屋やテントに宿泊しながらの調査。

道中にはツキノワグマの痕跡がいたるところにあったり、「これぞ原生林」という印象を受ける、ふかふかのコケ林床の上に成立したエゾマツ林を通り抜けていったりと、貴重な経験もすることができた。

カウンターパートであるセミョン君とは、修士課程の頃からだからもう7年来の付き合い。お互い所属も立場も変わってきたけど、サイエンスへのパッションを共有できている貴重な存在。

冗談を言いあながら、楽しくかつ有意義な時間を過ごすことができた。

極東ロシアの玄関口であるハバロフスクからゼーヤまでは、往復ともにシベリア鉄道で移動。ぼんやりと考え事でもしたいなーと思ったけど、少し枯れた色の地平線をみても、満点の星を窓越しに眺めても、頭が切り替わらずなかなか入っていくことができない。

もったいないことをしたなーと思うが、
まあ、慌ただしい、そんな時もある。


写真はまた、あとで。


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ハバロフスクから成田についたその足で、青森県の八甲田山に行ってきた。


ロシア滞在中に、東北大学の共同研究者の方から連絡をいただき、
研究室を挙げての毎木調査や土壌調査が行われるとのこと。

八甲田山では、来年から土壌動物や樹木実生の調査をする予定なので、
調査予定地の下見を兼ねて調査のお手伝いにいってきた。

滞在中は天気が大きく崩れることもなく、
高標高のオオシラビソ林や低標高のブナ林での土壌調査に連れて行っていただいた。



植物園の宿舎へ滞在しながらの合宿形式での調査は、
自分が学部時代に経験した実習を思い出し懐かしくなった。


植物生態学分野の皆さんは、みんな活動的で面白く、
昼夜ともに(?)素敵な日々を過ごすことができた。


ブナの巨木に囲まれながら汗を流した後は
近くにある酸ケ湯温泉につかり、
夜にはおいしいご飯とお酒を堪能。



皆さん、本当にお世話になりました。



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まだ暑さの残る横浜で、
しばらくは、腰を落ち着けて書類と論文書きに集中します。

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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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