ちょっぴりショック


我が家に初ゴキブリがでた。

何年ぶりかの再会は、懐かしむまもなく1分ほどで終わってしまった。合掌。
なお、ゴキブリは「蜚蠊」とかいて、昆虫網・ゴキブリ目の総称らしい(シロアリを除く)。

日本には50種くらいいるとのこと(Wikipediaより)。
昨日のやつはどいつだったんだろう…。
 

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昨日みて「明日あたりが食べごろ!」とおもって収穫しに行ったトマトとナスが、
何者かによって持ち去られていた…。

カラスだろうか、はたまた…。



ぐすんっ。
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打たれて打って。


徒然と…。
 
8月末からのロシア調査に向けて、ダニ脳炎の予防接種を受けてきた。

M1で初めてロシアに行った際、普通の病院はワクチンを持ってない?ので北大獣医学部で打ってもらったの思い出す。しかも接種前後の血液検査(=人体実験)つき。

今回は新横浜のオサレなトラベルクリニックで打ってもらった。

クリニックのロビーには「海外出張に行くので子供に予防接種を受けさせたい」っていうのが目的そうなセレブばかり。一方こちら、ほぼ探検用の武装目的。

ダニ脳炎ワクチンは国産のものではないこともあって、
打つ前に「副作用があっても自己責任でっせ」の同意書にサインをする。


聞いてみると日本全体で年間に数十人しか打たないらしい。

そのうちの一割は知り合いな気もする…。


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午後からは大学の健康診断。

こんにゃく・きゅうり・もずくダイエットの効果がさっそくでたのか(開始1日目)、
温泉ではかったのよりも1kg軽くなっていた。

それより、健康診断の直前に予防接種しちゃって大丈夫だったのだろうか。
採血とかしたけど、変なもの見つかっちゃったりしてないかな…。

スウェーデン滞在をはさんで久しぶりの健康診断に、30歳男子はどきどきです。

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午後からは実験で使う土の篩いと落ち葉仕分けの続き。

ラボのみんなが手伝ってくれたおかげで予定よりスムーズに終えることができた。




多謝。


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そういえば先々週は、攀じ攀じご夫妻宅に突然お邪魔して、
ご馳走になりながら深夜まで研究や人生について色々…。

勉強せにゃ&登らなきゃ、と思った。

朝いただいたカプチーノがめっさおいしかった。



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先週末は、池田夫妻とうし君と幕岩へいった。

予報されていたほどからっと晴れず、想像した以上にじめじめだったけど、
外に出られるだけでもありがたいと思わねば…。

それまでに何回かJ-wallで魔女さんやくらぽん、たまちゃんとリードで登って少し上達した気がしていたんだけど、外岩はやっぱり違うのかなー、ぜんぜん登れるようになってなかった。



修行あるのみ。


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富士山

 
台風直撃の先週、富士山に試験地にしたい場所の位置落とし(もろもろの許可申請のため)と
筑波大学・八ヶ岳演習林へヤスデ実験で使う土壌や落ち葉を取りに行ってきた。

火曜日、横浜から車で富士吉田へ。

登山道を歩き、まずは低標高域のブナやミズナラの天然林とカラマツ人工林のGPSを落とす。


台風が近づいてきて、風で色々飛んできはじめたため撤収…。

研究費を節約するため、当初は車かテントで適当に寝ようと思っていたが、
それで、倒木の下敷きにでもなったら洒落にならないので富士吉田の市街地で宿る。

案の定、外は暴風豪雨。

よくニュースで災害時にやってるマンホールから水があふれ出ているのを生で見たw。

外では消防車などのサイレンが鳴り響いているけど、宿の中は静かなもの。

富士吉田の道の駅でGetした"Fujiyama Beer"で一杯。
バイツェン独特のコクがいい。



翌日。台風一過の水曜日は思った以上の晴天。

富士山にはへんてこな雲がかかっている。

事前に地図で目星をつけておいた高標高域で試験地にしたい場所を見に行こうとするも、
倒木が多いため林道は車両通行止め。


仕方ないので少し戻ったところにある駐車場に車をとめて、とぼとぼ歩いていく。

おかげで予定より時間はかかってしまったけど、登山道をあちこち歩き回って「ここでできたらいいなー」と思えるような森を見つけた。




とったGPSデータや森の写真をのっけて許可申請書をかきかき。

調査したいと思っている場所は県有林なんだけど、
天然記念物だったり特別保護区だったりして…。

結局、合計4つのお役所に許可申請を出すことに…。
気長に待つしかないな。

そもそも、許していただけるだろうか。
許してもらえなかったらどーすっかな…。


登山道のみならず一般道にも倒木が沢山あって、後片づけが大変そう。



林冠ギャップもあちこちでできていた。



富士山の後は、八ヶ岳演習林のある野辺山へ。

夕暮れ時の八ヶ岳は絵になる。





八ヶ岳、小川山、瑞牆山と、行きたい山・岩場に囲まれながら、
お預けをくらって下界で作業をするのは精神的になかなか…。
いや、きっといつの日にか、梅雨が明けたら!

到着した日に技官さんに土を取りやすい場所を教えていただいたので、
翌朝、雨が降ってきてしまう前にスムーズに作業を終えることができた。


いただいてきた土と落ち葉を使って、来週はいよいよ室内実験のSetting。


怒涛の一週間になりそうだけど、踏ん張り時だなー。

そして、木曜日くらいまでいくら雨が降ってもいい。

頼むから来週末はからっと晴れてくれ。
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ぼんミス

 
今、書いている論文のメインデータの1つで、計算ミスが発覚。
もう、論文自体を大分仕上げげていただけに、痛恨。

再計算してみると大分方向性が変わってしまいそうだ…。

自分が悲しいって言うだけならまだいいのだけど、
たくさんの時間を割いて論文を直したりDiscussionしれくれた共同研究者の2人に、
ほんっと顔向けできない…。

ただただ謝ることしかできないのだけど、

いい加減、このつめの甘い自分を何とかしなければ。
そのうち誰にも相手にしてもらえなくなっちゃう。

あー、へこむ。
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ミミズと大麦。

 
研究室で進められている大麦畑プロジェクトの収穫・サンプリングの手伝いをした。
大麦畑は大学校内にあって、不耕起農法の効果などを調べている。



少量ながら収穫された大麦は、重さを量られたあとで何に使われるのだろう…。
Katie仕込みのピザ、作りたい。


手伝いながらミミズや他の土壌動物たちのサンプリング方法や名前を憶えていく。


↑こちら土の深い所に住んでいるミミズを採取するために、
からしを溶かした水を入れてミミズが顔を出してくるのをまつ。

雨の後に道路にミミズが出てきてしまう原理を、ちょっと過激に応用した方法。

少し前までは「虫」としてしか見ていなかった生き物たちに名前がついていくのは面白い。ヒットだったのは「フキソクミミズ」というミミズの名前。

大学院時代に、後輩の松井君から名前だけは聞いていた「ごみ虫」もようやく認識できた。

なんだ、なかなか綺麗じゃないか。
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鎌倉

 
日曜日、起きてみるとどすかっ晴れ…。

「いや、岩は湿っていてどうせ登れないよ…」と自分に言い聞かせる。

このまま週末を終わらせてなるものか、と半ば強引に、
でもずっと気になっていた鎌倉へ。家から30分強でいける。


まずは長谷寺に"あじさい"を見にいってみるも、人の多さに閉口。


回廊状になっているのが名所とはいえ、"あじさい"見るのに行列に1時間以上並ぶ気にはなれず…さささっと境内のあちこちにある小さな個体群でお茶を濁す。




うん、十分きれい。
でも、これじゃ実家の庭にあるのと大差ないな…。

人ごみを逃げるようにして路地をうろついていると餃子専門店をみつける。

美味。


今度は夜に来て、餃子+ビールのコンビネーションでしっぽりやりたい。

餃子屋のママさんに、由比ガ浜で"ブックカーニバル in カマクラ"というイベントをやっていると聞く。


行ってみると期待以上のおもしろさ。

鎌倉にある小さな出版社や、旅人、大好きなSwitch publishingが出展していたり、
地元の奥様が出展している古本屋さんもレベルが高く・というか趣味がどんぴしゃで、まけてもらったりなんだりしながら3冊購入。




一階では紙芝居もやっていたり、なんだか思いがけずいいイベントに出会えたのでした。



ほっと一息ついた後は、初J-Wall。

魔女さんやくらぽんとヨレヨレになるまで登りました。

いつも行くB-pumpよりバンカラな感じでよい。
でも、通うにはちょっと遠いな…。

夜は情熱大陸で翌週への情熱を補給しようとするも…
新しく始まった芸能人が芸能人を取材するスタイルがいまいちで…

小田和正はもちろんのこと、今回取材側にまわった井上真央も好きなだけに残念…。
ぜんぜん、ターゲットの人から引き出せてないんよねー。
これまで通り、それ専門のスタッフに任せたほうがいいんじゃないだろうか。


というわけで充実の日曜日をすごせたわけで、
一週間、再び気合いれていこうと思います。いつも、これだな。
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週末=雨の方程式

 
週末になると雨。先週もそんな感じで。今週もそんな感じで。

外に登りに行きたいなー思いつつ、昔、ケーキ対決をやったマーカス君から力作な感じの修論が送られてきたり、最後のシメ間際の原稿があったり、読みたい…というより読んどかなきゃいけなさそうな感じの論文がNatureにいくつか出てたので、おとなしく掃除したり、読んだり書いたり…する。

今週のNatureは、今年がRio+20(リオデジャネイロで地球サミットがあってから20年)ということで生物多様性関係の特集号になっている。いい意味でも悪い意味でも読み物的な感じの論文が多い。

来週末は晴れるかな。そろそろ梅雨というやつなのかな。

まだ、入梅していないけど日本の梅雨と北極圏の極夜、どっちが鬱々になるのだろうか、
と考えてみる。

あきらめること

極夜のほうがあきらめがつくという意味で精神衛生上いい気がする。
明るくなることに期待しない。

梅雨だと「もしかしたら晴れるかもしれない」という期待をもってしまう。
で、裏切られる。

ビタミン合成

極夜は日が当たらないのはビタミン(D?)が不足するのでまずい。

梅雨でも雲越しに日光は人にあたっているのでビタミンは作られるだろう。


体の表面の感覚

極夜:外ではマイナス20℃くらい。でも、からっとしている。服はいくらでも切れるので厚着をすればOK。部屋の中はあたたかい。

梅雨:横浜なら外はプラス15-20度くらいか?なんとなく暑いし、じめっとしている。
服を脱ぐには限界がある。部屋の中で除湿機を使うなど今のご時世もってのほか。

その他

極夜はネタ的に面白い。世界中の大概の場所で「2ヶ月太陽昇らない場所にすんでるんだぜ」は結構ウケた。

梅雨はねた的にもいまいちインパクトにかける。「一ヶ月雨ばっかり降るんだぜ」といっても、ドンマイとしか言いようがない。

そんなくだらないことを考えている週末。

畑の野菜たちはうれしそう。

今日のご飯は何を作ろう。

↓写真はヤスデ探しにいったブナ林。そう、Weekdayは晴れるのよ…。



Swedenにいたら、確実に週末働く代わりにOffにしてるな…。

何と不自由な社会。
いや、そこにとらわれているのは自分の心。
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仙台

 
八甲田で始めたいと思っているプロジェクトの打ち合わせのため仙台にいってきました。

昔、鈍行ででしか行ったことのない仙台がこんなに近かったとは!
東京から2時間かからないって・・・。日本のサイズがわからん。




すでに走っているプロジェクトの全体会議にてさせていただいた発表。
色々なコメントをいただき、より効率的な実験にすることができそうなのと、
自分のつめの甘さをつーかん。


ほんっと、ありがたい。


豪華メンバーで行った夜の部では、一次会では隣にHKSKさんという贅沢なシチュエーションで色々とご指導いただいた上、最後には、NKSZKさん宅でさし飲み(笑)という…もう、ちょっと現実感のないくらい素敵な時間を過ごさせていただきました。

いい話、いーっぱいきけたし、言葉にもできた。


この方々相手に胸を張って読んでもらえるような成果を出したい、

そう、思うばかりです。
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アスパラweek

 
美瑛で農家をしているワンゲルの先輩からアスパラが届く。

Abiskoに住んでいた時、遠い国からやってきてシワシワになりながら売られている野菜に囲まれ、ずっとずっと食べたかった念願のアスパラ。

さっと茹でて・・・


最高。

ラボのみんなにおすそ分けしつつ、お弁当に酒のつまみに朝ごはんに毎日食べています。



もう少ししたらトマトがたのしみー。

ご馳走様でした。

ちなみに大学の構内で小さな畑をはじめたり。


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研究室で飼っているミミズの卵。


↑肌色っぽいやつが卵。

ミミズも卵でふえるんだなー、と当たり前の事に驚く。

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超おもしろい論文に、読み入った。



Reviewワークなんだけど、今後(たぶん盛んになるまで5−10年くらいかかる気がする…)基礎生物学・生態学の分野で得られている様々な生物現象・生態現象(進化学・生物間相互作用(学?)など)に関する知見をどのようにして変動環境への生物圏の応答を理解する上で利用していくべきか、"現実的なガイドライン"を示している。気がする。

いくつかのSentenceがすばらしい表現で、
自分の研究の位置づけもより明確になった。

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最近読んでいる本。


これもまた名著。先人の言葉達を元に、
断固たる、でもけっして固いだけではなく、フレキシブルな自分なりの哲学を。

1つ1つは堅強なブロックであるものどうしを、
やわらかいだけではなく伸び縮みもするこんにゃくでつなぐようなイメージで。


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最近、飲みに行く面子。おいしいホルモン屋さんにて。


昨日は研究室の先生の渡欧壮行会をやった。

みんなしこたま飲んで楽しかった。

飲みながらボスに「いい研究とは?」と聞いたところ、

「生物のことをよくわかっているからこそ見えてくる現象を明らかにしている研究。
 で、だからこそ見えてきた生態学的な現象を明らかにしているようなもの」


I totally agree。
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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