台風直撃の先週、富士山に試験地にしたい場所の位置落とし(もろもろの許可申請のため)と
筑波大学・八ヶ岳演習林へヤスデ実験で使う土壌や落ち葉を取りに行ってきた。
火曜日、横浜から車で富士吉田へ。
登山道を歩き、まずは低標高域のブナやミズナラの天然林とカラマツ人工林のGPSを落とす。
台風が近づいてきて、風で色々飛んできはじめたため撤収…。
研究費を節約するため、当初は車かテントで適当に寝ようと思っていたが、
それで、倒木の下敷きにでもなったら洒落にならないので富士吉田の市街地で宿る。
案の定、外は暴風豪雨。
よくニュースで災害時にやってるマンホールから水があふれ出ているのを生で見たw。
外では消防車などのサイレンが鳴り響いているけど、宿の中は静かなもの。
富士吉田の道の駅でGetした"Fujiyama Beer"で一杯。
バイツェン独特のコクがいい。
翌日。台風一過の水曜日は思った以上の晴天。
富士山にはへんてこな雲がかかっている。
事前に地図で目星をつけておいた高標高域で試験地にしたい場所を見に行こうとするも、
倒木が多いため林道は車両通行止め。
仕方ないので少し戻ったところにある駐車場に車をとめて、とぼとぼ歩いていく。
おかげで予定より時間はかかってしまったけど、登山道をあちこち歩き回って「ここでできたらいいなー」と思えるような森を見つけた。
とったGPSデータや森の写真をのっけて許可申請書をかきかき。
調査したいと思っている場所は県有林なんだけど、
天然記念物だったり特別保護区だったりして…。
結局、合計4つのお役所に許可申請を出すことに…。
気長に待つしかないな。
そもそも、許していただけるだろうか。
許してもらえなかったらどーすっかな…。
登山道のみならず一般道にも倒木が沢山あって、後片づけが大変そう。
林冠ギャップもあちこちでできていた。
富士山の後は、八ヶ岳演習林のある野辺山へ。
夕暮れ時の八ヶ岳は絵になる。
八ヶ岳、小川山、瑞牆山と、行きたい山・岩場に囲まれながら、
お預けをくらって下界で作業をするのは精神的になかなか…。
いや、きっといつの日にか、梅雨が明けたら!
到着した日に技官さんに土を取りやすい場所を教えていただいたので、
翌朝、雨が降ってきてしまう前にスムーズに作業を終えることができた。
いただいてきた土と落ち葉を使って、来週はいよいよ室内実験のSetting。
怒涛の一週間になりそうだけど、踏ん張り時だなー。
そして、木曜日くらいまでいくら雨が降ってもいい。
頼むから来週末はからっと晴れてくれ。