ヤスデ探し

 
先週のリベンジで、今度は場所を変えてヤスデ捜索。

で、無事にみつけることができました、
ミドリババヤスデ(Parafontaria tonominea Attems)。

もう、名前ですでにしびれる。


森に行った後は、ちょっと不耕起の田んぼの見学。


あいにくの雨だったけど、もやがかった里山の風景に、ほっと溜息。
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幕岩

 
で、その翌日は幕岩へ、いつものごとく池田夫妻と。
天気はぎりぎり持ってくれた。

いくつか10台のルートをのぼったり。
そして11aのルートにTRで取りつく。





つっかえながらも上まで抜けれたので頑張れば何とかなりそう…。

夏までに登りたいなー。


帰りがけに気になっていた乾物屋さんで金目鯛とカマスの干物を買い、夕飯に。


平清盛を見ながらしっぽりと一日を終える。

いい一日でした。


↑乾物屋さんで見つけてしまった「たこみりん」

タコ好きな飲んべにこれはやばい…。

ツチノコではありません(笑)
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GCOEのシンポ

 
横浜国立大学では2002年からCOEが、2007年からはGCOEがそれぞれ5年ずつ、
合計で10年採択されていた。

北海道や海外にいたとき、メーリングリストで流れてくるセミナーの案内や出版される本を見たり、活躍する若手研究者の噂を聞きみながら、ともすれば「ばらまき型」になってしまいそうな大型プロジェクトを横国はうまくまとめながら進めているなー思っていた。

その〆にあたるシンポジウム『ほどほどで読み解く生態系リスク』が先週の土曜日にあったので聴きに行ってきた。

とてもわかりやすい話をする5人の演者とそれを有機的にまとめる松田先生。

近年整備された国内外の環境法とそれが社会・地域へ与えてきた/ている影響、熱帯における手のかけない農業の現状、化学物質による汚染のこれまで解決されてきた部分と今なおongoingな部分。生態系を扱っているのであれば知ってお行くべきであろう環境に関する一般常識+αを学ぶことができた。

自分のやりたいことに時間を割くこと。

当たり前のことだけど、スウェーデンに比べて日本では意識していないとその時間Managementがなかなか難しい。

でも、大枠でいえば『科学』という分野にかかわる1人間として、知っておかなければいけないこともあるなーと気づかせられた。それは自分のやっていることの位置づけを明確にすることにもつながる。

『ほどほど』にだけど、科学者としての一般教養も身に着けてやっていきたいと思った。

最後の最後だけだったけど、GCOEの様子をみることができてよかった。

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学生実習

 
修士課程の学生さん向けの実習に飛び入りで参加。

学内の森でピットホールトラップなどの設置の仕方を教わる。


こういう土壌動物にかかわることが学べる機会があちこちに転がっていて、
このラボにきてよかったなーと思う。

さて、来週までに何が取れてるかな…。


↑こんな立派な樹が生えていたりでなかなか。

お昼食べて眠くなった昼下がりは、ここでヤスデでも探そう…
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ヤスデ

 
帰国してから初めての野外調査。

今回の目的は、自分の実験で使う予定のとあるヤスデを探しにいくこと。

結局、目的としていた種はみつからなかったんだけど、代わりにキシャヤスデなどを見つける事ができた。


土壌動物の調査ははじめてだったけど、落ち葉の層を剥いだときにこの鮮やかなオレンジ君が現れた時には、感動しました。

大きなクスノキの根元に立って林冠を見上げながら、
なんで自分が樹木の研究をしはじめたのかを思い出していた。


終日快晴。

机の前で文献読んでいるだけじゃイメージできないことを沢山学んだ日でした。

一歩、一歩。
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New PC

 
Because my Panasonic comes to be too lazy or just too relaxed? to work, I bought a new partner! Old guy takes "Siesta" even when I'm typing or just after launching...


Hi again, Let's note! 

I wonder whether I should buy Mac to be a cool guy...

But this black-san is tough.
I love tough guy.

Now I realize how much time i've wasted for a while...
It is time to write papers!
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葉桜の季節

 

先週末に一気に満開になった横浜の桜。

風雨に晒され、気づけば葉桜の季節。

桜の花の見ごろが終わると葉桜になってしまう…葉桜には、そんなマイナスのイメージがあったけど、たわわ咲いたピンク色の花に、所々淡い黄緑色の葉が混ざって風に揺れているるのも見ごたえがあると思う。

そんな桜の木の下で、水曜日には新歓お花見BBQがあった。

当日はあいにくの雨だったけど、タープをはって、狭い所におしくらまんじゅうしながらのBBQもなかなか。先生・学生、みんな熱くかたっていた(と、思う。少々記憶曖昧…as usual...)。いい飲み会だった。

翌日は、前日の影響の残る体に鞭打ってみんなで大掃除。

自分は、実験で使う人工気象室・アーストロンの掃除をした。この装置は土壌の温度と気温を別々に制御できるという優れもの(詳しくは、Kamitani & Kaneko (2006) Ecological  Research 21: 483-487)。


↑ちょっとモグラたたきがしたくなる…。

来週あたりから予備実験を始める。

金曜日は、論文化できていないアラスカデータを片付けるため、
東大の秩父演習林へ出張。


仕事に行くために満員電車に揺られたり、スーツ姿の人たちが波のようにもくもくと歩いているのをみて、あ、おれ、首都圏にいるんだなーと実感する。


モニターを共有しながら一緒に作業を進めていくと、抜群に効率が良い。
仕事の後には、あちらでの新歓Partyにもお邪魔させていただいてしまった。

熱い技官さん達と色々話しながら、「演習林」の持っている特有の雰囲気、
やっぱりいいなーと思う。

その他にも、実験で使う予定の種子探し、サイトの許可申請、夏のアビスコ調査に関わる手続き、そしてヤスデの勉強など。

さてさて、週末は雨。
登りに行こうと思っていたけど、無理そうなので、大学でおとなしく論文書き。

来る途中で桜餅をかってみた。


まだスウェーデンを発って一カ月たっていないことを改めて思うと、
もう、結構経った気がする。
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土壌動物と商店街と岩week


箇条書きな時間。箇条書きな1日1日。

新しい事ややるべきことが多い。決めなければいけない事も。
計画を立ててはそれをこなし、数珠のように繋がっていく必要な事をしながら、
少しずつ進んでいる。

焦っているのではなく、はっきりとしているやるべき事を淡々と進めている感じで、悪くはない。

が、そのこころは?と聞かれると、あまり深く考えているわけではない。
ま、今は、立ち止まって考えるTimingというよりは、Goな時なのでこれでいい。

****

年間スケジュールの概要を決めた。

8月をどう使うかは、一週間、布団でごそごそしているときから学食でご飯を食べている時まで、迷いに迷った挙句、新しく始める学振のProjectを優先し、他の海外調査をきつきつで入れないことにした。選ぶということは、何かを手放すという事。でも、決めたんだから後は覚悟を持ってやるだけだ。

****

研究室(+まわり)のPh.D studentやPDの人たちと一杯。
面白い人たちが。

****

Labo-meetingなどがあった。
「研究室」という単位に入って動く事が久しぶりなので、色々新鮮。
自分なりのやり方で盛り上げていきたい。

****

最近よむのはめっきり土壌動物の論文たち。

やりたい仮説はきまっているので、今は主にMaterial and Methodの部分をよむ。
みんな、ほんとーに巧みな技をつかって操作実験してる。

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自転車に揺られてゆらゆら。
近くの天王町というところにある商店街に。



安い魚屋や八百屋に加えて、いい感じの焼き鳥屋さんや豆腐屋さんがある。
久しぶりに「ところてん」を食べた。



****

日曜日は天気もよく、大学の時の同期・だまいけと男二人・桜も見ごろな湯河原・幕岩へ。




幕岩は全体としてスケールは小さいものの、手頃なグレードのルートが抱負にあって、
久しぶりの体にはぴったしな場所。

10台前半のを幾つか登る。
打ち込むルートをみつけて今年中には11クライマー目指したい。

一日がっつり登った後は湯河原温泉へ。
そして、小田原でちょっと贅沢して魚介を食べる。


至福。This is Japan。

****

調査やら何やらで車が必要そう。

高校の同級生たちは、3500万のマンションだとかの話しをしているのに、
自分、未だ、35万円の車を買うのにもかなりの勇気が要るで候。

ま、それが現実。
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関東の春

 

茨城で生まれたものの、北海道で10年過ごし、スウェーデンにいっていたもんだから、
関東に住みながらにして春を迎えるのは本当に久しぶり。

学食に行く道。一日一日と桜のつぼみが色づいてきたと思ったら、一気に咲いた。

そのスピードは「花が咲く」という言葉のイメージや頭の片隅にあったかすかな記憶のそれよりも勢い強いものだった。旅先で、もう出来上がった綺麗な花道をみるのもいいけど、こうやってその動きをみて楽しみにしながら過ごすのもいい。

あと4-5日、暖かい日が続けば大学近くにある常盤公園の桜も満開になるだろう。

自転車を新調した。坂が多く、車や人のとおりが激しい横浜では乗り方も難しい。


構内の木の名前を覚えるのを日課にしはじめた。

北海道に行ってから木のことを勉強しはじめて調査地も北の方ばっかりだったから、
知らないのばっかり(一応、和歌山での実習で1度はならったんだけどね…)

4月上旬はお勉強と1年間のスケジュール決めと、実験+調査関係の手配。

うーむ、いっぱいいっぱいになってしまいそう…。
日本に帰ってきたとたんにこれだ…。

自業自得なんだけどね。

博士課程のころは、とりあえず首を突っ込んで目に入ったものを研究して纏めて、ってつっぱしってきたけど、これからは、ちょっと余裕を持たせて内容を充実させるように動きたいなと思う。
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横浜での生活のはじまり


横浜に来て1週間。
横浜はでっかくて、空の雲が街明りに照らされて夜でもはっきりとみえる。

最寄りの駅から家までは標高差200mくらい?の坂を登らねばならない。


駅の近くには商店街もある。スーパーで売っている品々を見ながら、
いかに自分が色々なものを忘れていたのかを思い出す。


もずく酢、キムチ、海苔の佃煮、明太子…。ご飯のおともだけで幸せ。


高校の時の同窓会があった品川まで各駅停車で横浜から2駅なのにはビビった。

12年ぶりに再開するみんなは、見た目は変わってないけど、中身はすっかりおとな。
男子校の同窓会といっても、話す内容ももちろん、下ネタばかりではない。


奥さんがいて子供もいたりするのがもう、少数派ではなく。
仕事を辞めて新しく一歩を踏み出す奴がいたり、新聞に載ったやつがいたり。
12年ぶりにあっても、おもしろそうだなーって思える奴らばかりでよかった。

昨日から出勤。

ネットを接続したり、仕事の環境をととのえ、先生と打ち合わせ。一人で考えてもやもやしていたことがすっきりしたり、ちょっと、軌道修正をかんがえたり。しながら、新しいプロジェクトが始動。にしても、勉強しなきゃとつくづく思う。新しい事を始めるんだから、なおさら。よんだ本や論文の内容が、まだ染み付いていない。

で、今、外は暴風につき、家に帰れず大学に足どめ。
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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