カズ・ゴール

 
幼稚園の頃から自分でプレイしたり、テレビで無数に見続けてきたサッカーの試合。
こんなに感動した試合ははじめてだと思う。

本当にいい試合だった。
そしてカズはすごい。

この仕事は、若い頃の代表のカズではなく、今のカズにしかできない仕事だと思う。
自分に必要なもの、足りないもの、やるべきことを教えてくれた。

詳しくはこちらの先輩のプログを↓

http://yuya1839.at.webry.info/201103/article_26.html
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日常

 
日曜日の深夜(早朝というか)から、サマータイムに変わり、
日本との時差が8時間から7時間へ変更。

パソコンの内部時計は自動で調整されるも、携帯、腕時計はそうは行かず。
おかげで、友達との待ち合わせに遅刻しそうになる。

わが村、唯一のスーパー・ラポーテンは徐々に進めていた内部の改装を終えた。
色々変化があった中で、自分のヒットは新設されたThai-foodコーナー。



トムヤムペースト、Bambooの水煮を手に入れることができたので、
嬉しくなって今日はトムヤムクンを作ってみた。

レモン汁入れすぎて酸っぱい。
作るの一食分だけにしといてよかった。

もう、きゅうりも曲がらない。
白菜も一番外側の葉っぱから食べれる。
ナスも、360度、茶色くなってない。


昨日は、残っていたトナカイの肉を使って親子丼を作ってみた。
正確に言えば、親子でも親戚でもないんだけど。



家に帰って夕食を食べていても外は明るい。
8時半くらいまでは、明るい。
すぐ、一日中明るい日が来てしまいそうだ。



↑夜の8時のアビスコのメインストリート。
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生態学会・忘備録

 
スウェーデンに帰ってきて1週間が経った。

帰日前のウメオへの滞在も含めても2週間ほど不在にしていただけなのに、
今は、朝の5時から夜の7.5時くらいまで明るい。北極圏じゃないみたい。

この間まで、6時で閉まってしまうスーパーにダッシュするときには
ヘッドランプが欠かせなかったのに。

計算では、ここアビスコでは一週間で1時間ちょいずつ日が伸びているはずなんだけど
何だかそれにもまして明るくなるのが早い気がする。
まだ雪がたんまり降るのに、こんなに明るくなっていいものか。
あと3ヶ月ちょいで白夜になることを考えると、慌しいなーと思う。

このまま地震の衝撃で、折角参加した生態学会のことを忘れてしまいそうなので覚え書き。

今回、札幌ではずっとBABA家に居候させていただきながら学会に参加。

連日の飲んだくれては帰ってくるというひどい生活にも関わらず
あすきちゃん、かっつん、そしてBABAママには本当にお世話になった。
なんだか、お礼をしてもしきれなさそうなので是非、
スウェーデンに来た際には全力で接待させていただきます。

学会の直前には古巣の北大農学部でセミナーをさせていただいた。
まだ、結果があまり出ていない状況だったけど
近況報告もかねて。沢山の人に来ていただき、質問もたくさんいただいて
ヒントと気合を貰いました。

そして、いよいよ生態学会。

全体を通じていえるのはやっぱり日本語で議論できるのは楽だし、
どんどん深めていけるのででいいなー、と思った。
これは精進が足りない証拠でも。

そして外にでてはじめて、『あ、日本の生態学会ってこっちにかたよってるなー』見たいな
おおきな傾向のようなものも感じることができた。そういう巨視的な感覚は
王道を意識しながら、自分の位置づけを考える上でも(そこで勝負するのか、別のところを攻めるのか)いい。外にでて思うのは、生態学の形は色々で、色々な形で論文っていうのは発表されているんだなーということ。あたりまえっちゃ、あたりまえだけど、一般性をもとめるだけじゃなく、
詳細でその事例としておもしおい記載的な研究も、きちんと立派な雑誌に載ったりしているのを、
日本にいるとあまり見えていなかったなーと思う。

初日は高山生態系モニタリングの自由集会に参加。
スウェーデンではじめた高山プロジェクトに、色々取り込めそうな解析手法があった。
その後の飲み会では、昨年からお世話になっているつくば大のH先生と
熱く語れた。

3日目の自分の発表に関しては、これまでの森林からツンドラへと対象とする生態系が変わり、
樹木の個体ベースの研究からちょっと群集生態学っぽいことをかじったり
秋くらいから気になっていたFunctional Typeとかを取り入れてみた。
色々な人から有意義なコメントを貰ったり、自分の系を使っての共同研究の話ができたり。

特に共同研究の話は、
ウメオでボスと打ち合わせをした段階から狙っていた人と話ができたのでよかった。

懇親会の後には、『ぜひこの人たちと飲みたい』と思っていた方達と事前に約束をしていてしっぽり。
特に、同い年で、近い分野でトップジャーナルにバンバン論文を出して、
めちゃんこ面白い研究をしていたUくんと飲み語らえたのは、本当ーによかった。

まけてらんねーという意識と、一緒に仕事ができたらという思いと。

その後、さらに、昔一緒に仕事をしていた後輩と明るくなるまで飲み・・・。
後半は全く覚えていないけど、色々語り合った(気がする)。

サテライト企画のフットサルも年甲斐も無くハッスル。
久しぶりの球技。おもしろかったー。
また、来年も集まりましょう。

札幌では懐かしい人、挨拶をしたかった人たちとも久しぶりに会えて近況を報告できた。
そして、気の許せる仲間とも、慌しいなかだったけどしっぽり飲めた。

沢山の刺激とやる気を貰った日本の滞在。

これをバネに、また一年、頑張っていい研究をしていきたいと思う。
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ここで炭

 
放射性物質に汚染された土壌を、
これまで研究してきた炭でRe-mediationできたりしないものか。

地震および津波で大量に出てしまった建築廃材を使って、
もしくは建築材料には防腐・接着目的などで"あまりよくない物質"が含まれているというのなら、
間伐材や竹材を使って。
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地震と帰国

 
生態学会へ参加するため、1週間ほど日本に帰国していた。

地震があったのは、学会が開かれている札幌に滞在中、発表を聴いている最中だった。

揺れを感じた際、はじめは 『まだ酔っ払っているのかな』 などとのんきに思い、
その後、友人の携帯のワンセグで現地の光景を見て愕然とした。

震度6弱とテレビに表示されていた茨城にいる両親とは比較的すぐに連絡がとれたが、
この『国』として受けた悲しみ、衝撃は計り知れず、
自分としてどう受け止めたらいいかも、しばらくわからなかった。

これほど一“国民”としての自分を意識したのは、はじめてだと思う。

悲しみや、不安、そして各国からの援助に対する感謝の気持ちなどが入り混じるなか、
早速、動き出している人たちもいる。
一方で、自分は、やるべきことが決めきれず動けないでいた。

現地へ行くか、実家にとどまるか、スウェーデンに帰るか。

ちょうど福島第一原発ではじめての爆発があった頃、
東京行きの雪の飛行機はその上空を飛んでいた。

テレビを通じて映されていた、海とつながって水浸しになった田んぼたちが見えた。

当初は、札幌からスウェーデンへの帰りがけに一晩だけ実家へ滞在する予定。
でも、義援金だけ払ってスウェーデンに帰る、というのは違う気がして、
とりあえず3日間、帰国を延ばしてもらった。

関東は計画停電初日で、電車のダイアが全く変わってしまっている中、何とか家まで。

実家は大きな被害もなく、両親の様子もいたって普通で安心した。

テレビから流れる原発や被災地の様子をみたり、
家の周りで液状化してしまった田んぼや
ひび割れた道、かわらの落ちた家を親父と見て廻ったりしながら
今、自分は何をすべきなのだろうと、まだ考えていた。

結局、スウェーデンへ帰ってきた。
歯がゆさや、やるせなさを感じようが、なんだろうが帰ってきた。

スウェーデンにはやるべき仕事がある。
そしてそれは当然、自分ひとりで勝手にやっているのではなく、
沢山の人に支えられてできているもの。
日本にしばらく残って現地へ行く という選択肢は、今、自分がやるべきこととは違うと感じた。

帰国後も茨城では、震度4-5クラスの余震が続いているようだ。
ただ、いくら心配だとはいえ、
またいつ来るかわらない大地震を、まるで『待つように』している時間も違うと思った。

正直、積極的な理由でスウェーデンへ帰国した気はしない。
違和感という、あいまいな基準しかなかった。
そしてその違和感に、明確な理由の言葉などつけれてはいない。

ただ、この判断に、責任をもつ覚悟だけはもって、国を離れた。

結局のところ 被災していない自分ができることは、
『自分が納得するかどうか』 というしごく個人的な基準に従いながら、
できる範囲で 能動的に この災害と付き合っていくことなんだと思う。

現地へ行くか、実家にとどまるか、スウェーデンに帰るか。
どれが正しかったのかは解らない。

今は、この言い訳がましい判断が、正しかったと自分に対して言えるように、
遠く離れた場所にある自分の持ち場できちんと働き・稼ぎながら、
ずっと、被災地のことを想像することをやめず、
自分なりの形で、長く、できることをやっていくだけだと思う。

幸運にも、失われなかった日常を過ごしながら。

今また、次々に顕在化してきている2次的な問題が、これ以上人々を傷つけないように、
そして今後、長い時間をかけて行われる復興が、
少なくとも物理的な面で、できるだけ速やかになされて、
被災した方達が笑って暮らせる日が一日も早く来ることを祈って。

小林真
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今 


一週間前から帰国している自分ですが、
家族ともども無事です。

しかし、日本が。

今、自分は何をすべきなのだろう。

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On my way to

 
ウメオでは、思いっきりDiscussionの日々。

ウメオで一番びびったのは、きゅうりが曲がらないこと。
そして、ほうれん草の存在を 自分がすっかり忘れていたこと。

またまた、ダーイシさん宅にお世話になって
只今、ストックホルム空港。

これから東京に向かいます。

明日には着いているはず。
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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