Umeaに来てから、あっという間に一週間。
はじめの2日間は、学部時代の研究室の先輩のお宅にお世話になっていたが、
今は、研究所が短期滞在者用に借り上げているアパートに一人で住んでいる。
でも実は、近所には学部時代にすんでいた寮の先輩も住んでいたりで、何だか、濃い。。。
はじめての週末…その先輩宅で、しこたま飲ませていただいて、
早速、Swedenでも酔っ払いデビューをしてしまった。
つくづく、何処へ行ってもやるこた変わらん…。
最終的に定住するのは
Abiskoという、ここからさらに何百kmも北に行ったところにある別の町なので、
Umeaは、色々な手続きが終わるまでの仮滞在中といったところ。
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北緯66.3度以北を『北極圏』といい、
北半球の場合、それ以南では『白夜』は見られない。
ここUmeaは北緯63度くらい?なので、正確には白夜は見れないんだけど、
日本でも日の入り後もしばらく明るい時間が続くように、
一晩中、ほの明るい空がひろがっている。
家から職場へは、
気持ちのよい、ヨーロッパアカマツと、ヨーロッパトウヒの混ざった森を抜けていく。
林床には、ベリー系の奴らが生えていたりで、毎日、自分が北にいることを感じさせてくれる。
一週間の間、色々なものを見た
『はじめて』の場所では、すべてが新しいわけで、
圧倒的に多いそれらについて、いちいち感想は書いていられないが、
じきに慣れて当たり前になってしまう前に、気になったことを書きとめておく。
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はじめて耳にしたSweden語は
『へいどー』=『じゃあね』という意味。
道端でも、スーパーでも、みんな、へいどー、へいどー。
職場のある建物には"コーヒー部屋"があって、そこでは、
エスプレッソやカプチーノまで入れることができるコーヒーマシーンが
無料で使用可能=飲み放題
台所には、使ったカップを洗う、食器洗い機もある
金曜日にはビールも配給(注:有料)
近所にある大手スーパーの名前は『タコ』ではなくて『ICA イカ』
Swedenではビーチボールが盛んで
大学構内にも日本でテニスコートがある感じでビーチボールのコートがあって
昼間っから、寒い中、北欧美女たちがビキニ姿で練習している
しかも屋内ビーチバレー場もあったり
住宅街の道端に、突然、ハリネズミが登場
バス停でバスを待っているおばあちゃんや、携帯電話やさんの綺麗なおねーちゃんまで、
めちゃめちゃ流暢な英語を話すおかげで、まったくSweden語を勉強する気が起きない
ビールの種類が感動的なくらい豊富
お店でうっている雑貨とか服は、やっぱり北欧スタイルでセンスがいい
しかも思ったほど高くない
スキンヘッドで若いくせにちょっと凄みのあるボス(その名もヨナタン)は、
『Makotoの次のキャリアのためにも、このProjectのためにも
細かい論文を1つ確実にものにすることと、
それと平行して、大きいのを狙ったField Workすること、
そして、同じ研究所のメンバーとコラボしながらお互いに生産性を上げていこう』と。
その考えは、願ったりかなったりなので、自分のをきっちりやりつつも
色々手伝ったりしながら進めてきたいと思う。
幸い、所属する組織には、進化生態学や、陸域と水域の間での物質のやり取りなど、
自分で手を出せないまでも興味を持っていることを研究している人たち(しかも強め)がいるので、
セミナーとかを通じても、自分の中での生態学・森林科学の幅を広げていきたい。
とまあ、まだ、色々なことがわーっとやってきて
その中に身を任せながら慣れていっているところだけど、
新しい町で、楽しく生活をはじめております(すぐに引っ越すんだけどね)。
気分は、魔女の宅急便のキキですね。
ヘイドー!