先週の土曜日から、WalesにあるBangorという街のBangor大学に来ている。
合計で24時間以上も移動していると、さすがに疲れた。
今回の主な目的は、アサヒビールからいただけることになった助成金を使って
この夏に予定している研究の打ち合わせ。
でも、せっかくWalesに来たんだし、
自分のPh.Dの研究を紹介するセミナーをさせていただいたり
山を歩いたりと、かなり満喫している。
まずは、前半の遊び編をちょっとレポート。
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一日まるまるかけて、札幌から飛行機と電車を乗り継いで、
土曜日の夜に何とかBangorまで到着。
駅で共同研究者のTomと2年ぶりの再会をし、彼の家へお邪魔させていただく。
2人でスコッチウイスキーを流し込んで
時差ぼけた頭の中から、眠気を引っ張り出して就寝。
翌日は、日曜日。FoggyなイメージのあるWalesには珍しく、快晴。
彼は僕が山好きということもよく知っていて(というか彼自身山好きで)
一緒にBangorの近くにあるSnowdonia国立公園へトレッキングに行く。
Glacier Valleyの一番底にある村から
愛犬のAndyとTomと登り始める。
途中には、ClimingをしているPartyとかもいて、
『今度はロープもって来たいねー』とか言いながら、のんびりのんびり登っていく。
振り返って、対岸を見てもひたすら広がる草原と岩が交じり合った景観。
木本は、ほとんど生えていない。
その無機質な世界が青い空に栄える。
遠い国の、見たことのない景色の中でも、
身近な山や街を歩いていても、
やることといえば
山に登って、
酒を飲んで、
風を感じて、うまい弁当を食べる。
で、面白い研究のこと、つまり、自然のおもしろさを考える。
そんなことを繰り返しながら、僕は生きていくんだろう。
道々、Tomと話すのは、山のことや近況・・・、そして炭研究の話。
2年前も同じだけど、炭について自分が考えていることを彼も考えていたり
その逆があったり、
2年前もだけど、もう、本当に、
『世界にこんなに刺激的で、楽しい時間は、他にないんじゃないか?』って言うくらい、
Tomとの何気ない"Discussion"って言うほど、形ばったものではない
自然にでてくる・沸いてくるアカデミックな話をするのが、ひたすら面白い。
『この時間のために来たんだ』と心底思う。
高度も上がり始めて、ついたピークは999.9 feet。
ちょっとジャンプして、1000feetまで登ったことにする。
山は、岩岩・ギザギザしていて格好いい。
朝、Tomの奥さんのDenisと一緒に作ったお弁当を食べながら、
のんびりほげほげ、山渡る風を満喫。
山を下りたあとは、家族みんなでビールを飲みに行ったり、
お城を見に連れて行ってもらう。
BangorはWalesの『岩の国』というイメージがぴったり当てはまる町で
いたるところに石垣があって、岩と新緑のコントラストがとっても涼しげ。
夜はDenisお手製のパスタParty。
でもまだ時差ぼけがあるせいか
『Makoto, 2年前より弱くなった?』といわれるくらい
ちょびっとしかお酒を飲まないうちにベットへ…。
毎日飲んでいるあごとしたことが・・・
翌月曜日から、大学へ。
Tomの研究室に一つ机を借りて、
火曜日に予定しているProjectの打ち合わせの準備、
水曜日のセミナーの準備、
そして先日のReject論文の修正を進める。
この学校での生活も、刺激的+充実の日々。
詳しくは、また明日書こうと思う。
黄緑野郎は行くよどこまでも。