2009.10.25 Sunday 17:10
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秋から冬へ
北大構内の紅葉もそろそろ見納め。
今週末は天気もよかったせいで、たくさんの人がカメラやカメラつき携帯電話を片手に紅葉狩り。
木を見上げている人ばかりではなくて
時々、足元にカメラを向けている人もいる。
「ぱぱー、いろーんな形のはっぱがあるよー」
いろいろな形、そして色の葉っぱをつける木がある面白さを感じるには、
夏、思いっきり枝を伸ばしているときよりも、
その役目を終えて、落ち葉になって足元に積もる、
この時期のほうがよいのかもしれない。
13条門のところにあって最近観光地と化しているイチョウ並木には、
目で楽しもうというだけでは飽き足らない?
「銀杏ガールズ(年配気味)」たちが、ビニール袋を片手にうろうろ。
しかし、イチョウは、実は人間に食われるが
葉っぱが虫に食われているのをあまり見ない。なんでなんだべ。
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最近の自分といえば、相変わらず博士論文を書く日々。
投稿論文とは違って、博士論文にはいろんな実験、調査の結果が含まれる。
いろいろわかったことをまとめて
何がいえるのか、
森林生態学という学問のどの部分に貢献できるのか、
という概念的なところを考える日々。
Over Discussionにならないように、
でも、できるだけ面白いものにしたいと思う日々。
本当なら、今目の前で対象にしている事象が起こるメカニズムを明らかにすることで、
その解明に貢献できる「自然の摂理の一部分」のようなものを、
アウトプットとしてあらかじめ設定しておくべきなのだけど
実験がうまくいかなかったり
やっているうちに面白そうな解釈が浮かんでくると
まとめる段階で悩む。
ま、研究をしている自分も、
研究をはじめるときと今とでは変わっているので、
こうやって後から悩むのも、
しょうがないかと思ったりもする。
でも次からは、そういうことを意識して研究を進めなきゃ
と身にしみて思うところに、博士論文をまとめることの面白さをしみじみ思う。
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気づいたら10月も後半。
札幌の街も、だいぶ寒くなってきた。
夜、大学から家へ帰る途中の道にっている気温を示す電光掲示板は
最近、めっきり一桁台の数字しかささない。
散って、積もる木の葉があれば
その後に降り始めるものもある。
自然と、山の方はどうだろうかと見えない空の向こうを思うことも増えた。
ごそごそと押入れの奥にしまってあった冬山用の道具を引っ張り出して
日帰りで旭岳へ行ってきた。
朝早いうちはガスにかかっていたものの、
尾根を登るにつれてガスが飛び出し、
ピークにつくころには、大展望。
広大な高根ヶ原、
その向こうには、まだ薄く雪が積もっただけの東大雪の山々。
遠くは日高山脈まで見える。
登ってきた方を見下ろせば
色を失った分、
雪の白と影の黒でその構造が大地の表面の形が強調され
その力強さを示している。
そして、白い範囲が少しずつ里のほうへ広がって以降としているのがわかる。
秋から冬へ− そろそろそんな時期だ。
季節を通じてもう何度も登った旭岳
何度も登っても、感じることはちがう
山まで来ても、今は研究のことが頭を離れないけど
それもまたよい。
いろいろ考えながら登ってくると
頭の中と
心の中が
とてもすっきりして、
また普段の日々を、自分のもっている力に少し自信をもって過ごしていける気がしてくる
夕方には大学に帰って,後輩の結婚お祝いParty
めでたい席で、すきっ腹にビール
手作りケーキや、カニまで飛び出し
最高の一日だった。
さて明日からまたがんばるべ。
Posted by makocchi-1129|comments(7)|-