夏の終わりと天塩
昨日一昨日で、夏の野外調査の〆としていつものように天塩へ行ってきた。
火入れ跡地のモニタリング調査。
今回はラボの後輩の末ちゃんに加え、去年まで一緒に仕事をしていたゆうこりん先生も手伝ってくれ
いつも森の中で一人さびしく、独り言を交えてちまちまとやる調査がスムーズだったし楽しかった。
燃やした場所も3年もすると、直後には全くなかった笹もぐんぐん回復してパッと見では
『ここ燃えた場所?』と思うようになる。
でも土を掘ってみるとまだまだいろんなところが違って、
見た目では同じように見える森でも起こっていることは違ってる。
ながーく、同じところを見続けるのって面白いな〜と思う。
で、調査の後はなんといっても温泉(^−^)
やっぱり国内調査はええわー!と思わせるのは
このふんだんな温泉の存在ですね。
アラスカは火山が沢山あるっていうのに、あまり温泉がないし、あっても遠いし
プール感覚で深いから座って休めないし、
ロシアとか風呂入らないし(水草とフナのいる池で行水がせいぜい)。
しかも今回は、天気がよくって露天風呂からは
めちゃめちゃきれいな夕日と利尻が見えたー。
つい風呂場にカメラを持ち込んでパシャパシャ。
日が沈んでからは、旅の疲れをとろうと長風呂しながら、
ゆっくり蒼へグラデーションを変えていく空をながめていた。
これでほんとに夏の調査がひとだんらく。
さて、とってきたサンプル処理して、苗の世話して、論文書いて
いよいよ忙しくなってきそうだ。