季節はずれの雪

朝の4時まで分析をかけ、なんとか無事に予定していた実験を終了。
分析もひと段落したので次に名寄へ行くのは、いつになるだろうか。

札幌へ帰る途中、カムイコタンによってちょいとばっかしボルダー。
雨がぽつぽつ降ってきいたけど、カステラ片手にやっぱり打ち込むのはいい。

koro

昔のぼったコロポックルを倒そうと重い体をもちあげようとするも、
指が悲鳴を言っている。時間とともに押し寄せた怠惰。
昔のぼったなんて何の意味もなさない。

雨がひどくなってきそうだし、ネギでもさがして帰ろうとしていると、
犬を連れたクライマーがひとり。
このひとはもしや、と思っていると、案の定、話にきくBigわんげるOB。

帰りの国道では季節はずれの雪も降る始末。

yuki

大学に帰ってデータの打ち込み。頭は働かないDay。

こんな日は、疲れた体をビールとモツ鍋でいやす。
週末にしみわたるビール。
週のはじまりに響くびーる。

話のネタは進化やらなんちゃら。はてはて俺も進化せにゃなー。
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びんちょう炭

『備長炭』

それはウバメガシという木を材料にして作られた炭で、
焼き鳥を初めとした焼きもの料理全般に使われる
高級炭という認識しかもっていなかった私ですが、

本日、名寄の後輩から最近の巷での認識はこんな感じのものもあるということを
教えてもらいました↓

http://www.tbs.co.jp/bincho/

萌え系というやつなのでしょうか。
ロリ好き、炭好きな私には、
その2つが混ざったら、もうストライクぞーんど真ん中・・・

はなら無さそうです。

ロリ→好き
炭→好き

については疑う余地は無いですが、

ロリ×炭→いまいち

という思考回路が自分にあることを27年目にして始めて認識しました。
これぞまさに二元配置分散分析の交互作用というやつですね。

その理由は、頭の上の炭は無しだろうという点でしょうか。
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ん?とけ残り?

おとといから名寄へきて昨年度やり残していた分析をしております。

名寄は今年から、新入生+あたらしい先生がくわわり、にぎやかになっております。
昨日もダーヤス君の誕生日を祝う会(つまるところそれをネタにケーキを食べる会)が
ひらかれ、見事に迎えられた厄年のお祝いをしました。

da-yasu

そんな名寄へは、ちょうど帰る途中のダーヤス君をのせて
一緒にドライブしながらきました。

ドライブ途中では、
以前、テレビで紹介されていて気になっていた新十津川のソーセージ屋さんによって食料を仕入れたりと、なんだかプチデートをしながらでした。

で、北竜町あたりの直線道路をあるいているときの風景。

yuki

ん?雪かな?
で目を凝らしてみると・・・

hakuchou

国道脇の、とある一つの田んぼにたーくさんいました、「いわゆる白鳥ですね。
初め見たときは、『雪のとけのこりか?』と思いましたが、
いーえ鳥でした。

こんなに普通にいられると、ありがたみが沸きません。

これからシベリアへでも帰っていくのでしょうか。
夏にはそっちにいくから、そのときは宜しく。
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東シベリアからのメール

朝一番、何度目かに目が覚めたのは携帯へのメールの着信音

『DOCOMOの海外携帯、アンテナバリ3

 調査用の小屋の中は温かいけど外はマイナス-30℃

 以上、現状報告まで』

共同研究している方からのメール。彼は今、東シベリアにいる。

ヤクーツクからみてレナ川の対岸にある調査地へ、夏は船で2−3時間だが
冬は川が凍っているので船が出ず、ホバークラフトか、
なければ歩いてわたるかも、と出発前に言っていた。

ともあれ無事に河を渡れたようでなにより。土産話が楽しみと思いながら
朝ごはん用の味噌汁を作り出す

ちかい場所と遠い場所
ちかい人と遠い人

物理的な垣根がどんどん低くなって
そこへ行くこと、その人と触れ合うことの自由度もましている

でも実際は、それに追いつかない意識、気持ち
そのギャップのなかで、

あせって、
逆に自分の自由を、鈍くしてしまっている気がする

物理的な垣根が低くなった分、
自分がいまどこにいるのか
そして、なぜそこにいるのかが
自分の意思を、そしてその意味を、常に求められるようになる

そんなとき
人は感覚とぎすませ、どんどん孤としての輪郭をはっきりとさせるのか

群れて、感覚をにぶらせ、そして長い時間のなかで変わっていくをまつのか

どちらでもいいのだろう
ほんと、どちらでも

意味を求められているように思いこむのも自分であり
それに時に掻き立てられ、
あせらせられ、
いつまでたっても個として右往左往しながら生きていくことだけが、

ただ時間という縦軸と
空間という横軸を持った世界のなかにいる
自分の目の前に事実としてあるだけだ
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あれから一年。

去年のGW、札幌市の南区で起こった山火事跡地で新4年生が研究をしたいというので
今日は朝から、実験設計を考えるためにも下見に行ってきた。
ササ地で山火事がおき、一年がたつとどうなるのだろうか…。

deppa

ここにくるのももう結構な回数だが、来るたびに見えるものが違っておもしろい。
はっぱのない時期に行ったのははじめてで、
登っている最中、葉を落とした枝の間から隣の尾根のようすが見えた。
隣は風害でやられているシラカンバが沢山みえる。
硬石山周辺のように、岩盤質で土壌が浅い山は
根が浅いため風にもよわく、
また、水がはけやすく乾燥しやすい?という意味で山火事にも遭いやすいのか。

山火事跡地には去年の秋にはにょきにょき出ていたササが
さらに旺盛に回復してきているのかと思えば、なんとシカさんの食害がなかなか凄い。
これは、考えようによっては面白い解釈のできる系になりそうだけど、
さてさて…どうなることやら。

sasa

まずは火災跡地を歩いてみて回って
あーだよねー、こーだよねーと色々はなす。
様子をつかんでくれたか?

天気のいい中、
倒木に腰かけて、先生ご夫妻てづくり弁当をほおばる。
うーむ、午後から学校にかえるのやめてこのまま昼寝したい。

bentou

葉のつかない枝の下には、もう春の息吹きが

重なる枝の先を透かしてみれば
その奥にはまだ雪をまとった無意根の山が輝いていた

hana

muine

山菜の時期も近い。
今日はふき味噌用のフキノトウでお茶をにごして帰る。
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Session採択

2010年に韓国で開かれる国際会議IUFROで
山火事セッションのオーガナイザーをさせていただけることになりました。
1月に提出していたProposeが修正をへて、今朝正式に採択の返事をいただいた。

セッションのタイトルは
"Trends in Asian forest fire: effects on carbon cycling and regeneration"
近年のアジアにおける山火事の動向:炭素循環および更新へ与える影響

お話いただくネタも、

北はシベリア連続永久凍土上の森、
南下して、モンゴルの不連続凍土帯の森、
極東ロシア南部の針広混交林、
中国北中部の冷温帯林、
韓国の暖帯林、
そしてインドネシアの熱帯雨林…とアジア縦断的に、
焦点を炭素循環と更新との関係に絞って、最近の山火事事情と関連付けながら、
色々な研究者にお話していただくける予定。

それぞれの地域で研究している、第一線の研究者の方々が集まていただけ、
かなり面白くなりそうだ。

それぞれの地域で、山火事の発生の仕方(回数とか強度とか)も違うし、
それにともなって発生した後の更新にあたえる影響メカニズムも違う。

しかも近年、発生頻度や強度が変わっている地域も…
そのことによる森林生態系への影響はどうなんだろう?

本セッションではとくに炭素蓄積とそれをおもに担う樹木の更新への影響に焦点をあて、最近の研究トピックを紹介していただく。

『アジア』に含まれるいろんな気候帯、生物群系、
それぞれで最近の山火事事情およびそれに伴った生態系への影響についてどんな研究がされているのか…ということの相互理解と、できれば、何かしらの形で、
たとえばフォーマットを統一しての各調査でのデータの統合や交換培養、
サンプルのやり取りなど、将来的な共同研究につなげることができたらいいな、
と思う。

2010年の8月とまだ一年以上も先ですが、まずは"まだドクターじゃないよって"何度もいっているのに"Dr Kobayashi"と手紙の宛先に書かれるという"Pressure"に負けないよう
一年あとには無事に卒業できるるようにがんばらねば(ー_ー)!!合掌。

この勢いで、今訂正中の論文も受理していただきたい…。

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山火事多し

kaji

きちんとした統計データを知っているわけではないんだけど
今年は山火事に関するニュースが多い気がする。先週末だけでも山梨と宮城。
最近、雨が降ってないさそうだからなー。

増えたと思うのは自分が気にしているからだけなのか?

ああ、調査しに行きたいなー。

追記:4月に入ってから計17件が発生で焼失面積は300haとのこと。

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匂いがかわった。

少し湿った、
でも、じめじめというほどじゃなく、
程よく水と
香がとけこんだ空気

それに加えて、今日は本当にぽかぽか陽気で
顔にあたるわずかな風も、寒さを感じさせない。

思わず昼休みには、先日買った本を片手に外へ出かけた。

haru

冬の間、雪の上に落ちていたトネリコの種も
ようやく地面にたどりつく。

大学のメインストリートには散歩をしているひとが多い。
春を待っていたイブキたちが
大きくなろうと一斉に空気を吸って
一斉にはきだした空気を
みんな嬉しそうに吸っている。

haru
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衝動。

一週間前に、研究室にはあるけど個人として持っておきたいなーと思っていた本を、
お金があるうち、フィールドが始まる前に
全部買ってしまおうということで本屋に行き、注文していた本が届けられました。

10冊、衝動買いだったかな…

こうやって見ると、どれもおもしろそう
+必須なんだけど、しかしまー、分野があちこち。
こいつらで何をおっぱじめようとうのだろう。
というよりいつになったら読めるのやら(-_-メ)

しかし、つくづく思うのが、興味というか、
研究のとらえ方が、なんだか最近代わってきた気がする。

hon

ここ2、3日で、この中のある本の著者の方と分担執筆をしているひとと
お会いしました。

バリバリ引っ張っていっている方々と一緒にお仕事ができるのはうれしいかぎり。

精進精進。
Posted by makocchi-1129comments(0)|-

D3

図をいじってたらD3になってしまった。
さてさて、大変そうな一年だわ。
Posted by makocchi-1129comments(0)|-
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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