アラスカ週間。

といってもアラスカへ行ってきたわけではなく、
今週は夏に行ったアラスカの仕事を一区切りさせた。

もともとアラスカでは山火事が主な森林の撹乱要因であるのだが
最近は、それに加えて、温暖化にともなった(と言われている)Spruce Bark Beetle
のアラスカへの進出による被害も深刻化している。

そんな現状があるので、何か面白いことを好きに調べていいよ。
といわれ(たつもりで)、夏にアラスカに行ったわけである。

森で他の人の作業を手伝っているとき気になった
虫が入っている場合と入っていない場合の焦げ方の違い…。

虫害、山火事それぞれではなくの複合影響がどんな影響をもっているんだろうとということを理解するため、この切り口は使えるのでは?と思い、
こげた丸太などをサンプリングしてきた。

sumi

サンプリングして来たはいいものの、D論に直接使うデータではなさそうなので
冷凍庫に入れっぱなしだった。が、2月に今年の報告会があるようで
お金をもらった手前、もらった分ははたらかにゃと、
昨年末から引っ張り出してきて、少しずつ作業をしてきた。

どうも、虫害+山火事は、長期的な炭素循環、という観点からみると、
悪いことばかりではなさそう…。予想してたのがデータとしてうまく出てきてくれたので
今日明日中に、データ解析って、ひと段落つけてしまおう。

来週は2本の論文書きなおしにけりをつけて
炭の材料あつめ+シベリアのネタを始めるぞー。
Posted by makocchi-1129comments(2)|-

サイダー・新作

今日の生協には、サイダーの新作がありました。

白い青いリンゴ。

いまいち。

カルピスと青りんご、別々の方がよかったと思う。

saida
Posted by makocchi-1129comments(4)|-

2009年・あけましておめでとうございます。

6

新年、あけましておめでとうございます。
本年度も皆様、よろしくお願いいたします。

今年も写真のクマ君のいうように
調査や登山で森に入られる方、
山火事にはくれぐれもご注意ください。

山火事が起こると、調査しに行きたくなってしまうので…。

さて気づけば2009年になってしまっているわけで今年で僕はD3になります。

ということは来年の今頃には順調にいけば博士論文を提出しているはずで、
間違いなく今年は勝負の年になりそうです。

来年の今頃、納得のいく博士論文が書けていそうか?
その後の見通しは立っているのか?

年を明けての仕事はじめの今日、
朝の目覚めからそんな不安ばかりが押し寄せているというのが正直なところですが、
やらなきゃはじまらなん。

でも、いつもの気合い論や、
実験している・・・という自己満足でだけ満たされた盲目的行動だけではなく、

最終的な具体的な形のイメージを頭において
計画性と、大胆な切り口をもって
気合いでバランスをとりながら一年いきたいと思います(結局気合いか…)。

さて、そんな今年ではありますが
新年は早々、久しぶりに山へ行ってきました。

行ったのはニペソツ山という東大雪にある山。

年末年始は全国的に西高東低の気圧配置、
冬型がばっちり決まっていましたが、
ちょうど風上側である北西に表大雪という北海道で一番標高の高いの山々がある
この山域は、それが寒気をブロックしてくれて比較的天気が良いことが知られており、
ここにしました。

予想は的中。

風は吹き飛ばされそうなくらい強く、ななめ45°風のくる方向に体を傾けるつもりでないと体がまっすぐにならないくらい強かったですが、視界は無限大。

3

日の出前から、ヘッドランプを頼りに登りだし

日の出の頃にはオレンジ色に照らされた東半面と、
まだ朝を抜けきれない紺色の西半面とのコントラストが映える

かっこいいニペソツ山のピークに立つことができた。

2

ピークにたてたのと同じくらい、
気を抜いたら凍傷になってしまいそうな厳冬の風に、
久し振りに自分をさらせたのがうれしかった。

ただ、久しぶりの長時間行動に体力の衰えは隠せず。ばてばて。

ni

また、テントの中でシュラフにくるまりながら外の風の音を聞いているときでも
研究のことが頭の中をぐるぐるしていた。

これが今の自分の頭の現状。

でも、そんな頭でも、だからこそ
できうる範囲でいいからやっぱり山には行きつづけたい。

うまく言えないけど
そんな自分だからこそ必要な何かを感じさせてくれる場所だとおもうから。

下山後によった幌加温泉で
露天風呂につかってピンク色にそまりはじめた空をみながら、そんなことを考えた。

引っぱり出してくれたのだ選手、うに君ありがとう。
いやー、おもしろかった!

さてさて、さっそく手帳も買ったし、
今年は『月目標』を意識しながら、始動と行きますか。

去年は、論文が通せず不完全燃焼な年だった。
今年は、突き抜けたい。
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北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
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