West Yellow Stoneより

学会も無事に終了しました。
聞いてほしい人には聞いてもらえた。突っ込んでもらえました。
よかった。
エクスかージョンも実に充実。ここは山火事跡地に事欠かない。
Grand teton, Yellow Stone国立公園の山火事跡地をぐるぐるまわって、
ただいま西側の玄関口、West Yellow Stoneに滞在。いやー、ここ、燃えすぎです。

明日からようやく、今回のメインイベントの二つ目のDeLucaさんちに行くために
MontanaのBozemanへ。さてさてどうなる事やら。

エクスかージョンの感想や週末の写真などはまとめてあとで。

とりあえず、Grand Tetonはすごかった、オオカミやクマ、エルクもいいが個人的にはバイソン、な感じです。

それでは。


Posted by makocchi-1129comments(0)trackbacks(0)

Jacksonhole 1st

成田からChicagoを経由して昨晩8時ころJacksonholeについた。

canadian

フライト中はずっと雲海の上でほとんど下界の様子が見えなかった。

小さくてなんだか落ち着くJacksonholeの空港におりたつも、雨、おまけに荷物が出てこない。
なんだか今年はシベリアといい、アラスカといい雨づいている。
これは本格的に雨男か…。
空港のカウンターにいくと素敵なお姉さんがデンバーに行ってしまったかも♪とのこと。可愛いし、じたばたしても仕様がないのでとりあえず宿泊先を伝えたり、Baggage Trackingをお願いしたりしてホテルへ。

学会価格で安価に泊まれるSnow King Resortは眺めもいいし男一人で泊まるにはもったいないほど非常に快適。
しかし、フライト中の断片的な睡眠がこんな時に限って僕の眠気をどこかへ隠す。仕方ないから、さえない頭で論文など読んで眠気を誘う。

朝おきると、といってもいつの間にか寝ていて起きたのは昼前だが、今日はいい天気。天気予報でもPartly Cloudyとのこと。

jackson

さっそく町へ学会会場を確かめがてら散歩へ。Jacksonholeは山間にある小さな町だがさすが有名なYellow StoneとGrand Teton国立公園のベース街だけあって、観光客が沢山。

おかげさまでお土産屋ばかり。まだ来たばかりだというのに、ついあちこち入ってしまう。最近、妙に気になる鹿グッツも豊富。これは何を土産にするか迷う。

でも、逆に、最も必要な、生活用品や安く飯が食える店&安くビールが買える店を見つけるのに一苦労。裏道はいったり人に聞いたりしてなんとか発見、おいしいキノコスープをにありつく。

art

ご飯を食べながら地方紙を読んでると、どうも今日までJacksonholeのArt Festivalが開催中とのこと。どうりで、絵を売っている店や露店が多いわけだ。BisonやRavenの絵でいいなーというのはあったけど、当然買うお金もない。就職でもできたら買うようになるのか?いや、なるまい。そもそも絵より写真な人間である。

裏通りにあっていい感じのじさんがやっているValley Book Storeという本屋さんで周辺地図、木の図鑑、キノコ図鑑を購入し、小さなタダの博物館で本場のIndianの装飾品も見て、最近ルーチン化してる初めての土地でやることは終了。

honya

さて、買い出しも終了したし仕事するかとホテルへ帰ると、ザックが届いていた。
よかったー。この人のように漁られてもいませんでした。一晩用にスターアライアンスのポーチに入ったAmenityグッツももらえたし、ネタも増えたし、万歳だ。

そんな秋のワイオミングの日曜日。季節の巡りは北海道より2−3週間早いくらい。
ポプラは黄色く色づきだして、ダグラスファーとのコントラストがきれいだ。
Posted by makocchi-1129comments(0)trackbacks(0)

今、世界で一番会いたい人のところへ

昨晩の冷え込みが厳しかったせいか、今朝、北大の木々は急に彩り始めた。

aki

結局、昨晩は残っていた実験や全然してなかった出張の準備で徹夜になってしまった。
それほどバタバタしていたわけではなく、なんとなく、興奮というか、寝れなかったのもある。
夜の10時になってようやく実験をおえた時には、
『またこのままばたばた始まってしまうのか』、
と思っていたけど一晩じっくり起きて考えたおかげで、
なんだか落ち着けたし、わくわくドキドキが増してきた。
我ながら絶妙な徹夜の使い方だった。

心配された台風13号も足早に関東の南岸をすり抜けて、千歳からの便はなんとか無事に雨の成田へ。これからシカゴを経由して、ワイオミング州のジャクソンホールまで行く。
今日は長い一日になりそうだ。徹夜したあげく、こちらを午後五時にたっても
あっちに着いたら同じ日の2時から始まるのだから。計算すると疲れそうなのでやめる。

ame

今シーズン3回目の太平洋横断の先には、今、僕が世界で一番会いたい研究者がいる。
Dr. Thomas H. DeLuca

彼はもともと北方林の窒素循環に関する研究をおこなっていたのだが、
最近は、山火事で生成される炭が窒素循環へ与える影響に関して研究を行っている。
しかも論文は、Nature, Science,Ecology, Oecologiaと、まさに超一流にコンスタントに出しているし。

彼とのコンタクトは4年前から。
アメリカの学会へ行った際に彼とコネを作った先輩経由で紹介していただき、メールだけのやり取りだった。

D論文の研究を進めていくうちに、炭に関するいろんなIdeaがわいてくる。
でも、同じような興味をもって話せる相手は日本にはいない。
炭の話をするなら、日本の小川真さんかアメリカのDeLucaさんだろう。

学振のお金が当たった時に決めていたこと…DeLuccaさんに会いに行く。

目の前に実現しそうだと、自分の業績のなさや、小ささ、知識不足ばかりが気になって、
不安になる。でも、やっぱりわくわく。どうせ自分は穴だらけなのだから、とことん聞いて、思ってることをDiscussionして、今後の研究につなげることが一つでもあれば。
いや、とことんやれば、一つどころじゃなくって今後の研究人生を変えるほどの
大切な2週間になるはずだ。

前半一週間はWioming州ののJacksonholeで学会、そのあとレンタカーを借りてMontana州のBozemanへ。ありがたいことにDeLucaさんの家に泊めてもらいながらいろいろ見せてもらえるとのこと。道々行く予定のGrand Teton国立公園や
山火事研究のメッカであるYellow Stone国立公園も楽しみでしかたない!

うひょー、よっしゃー!!、やったるでーっ!!
まだトーテムポールの話もまとまってないしシベリアの報告Blogもちゃんと書いてないけど、また次の旅に出る。今はそんな時なのだろう。

やっぱり一人はいいね。ドキドキもわくわくも、全部10倍だ。

それでは気張って行ってきます!帰国は10月の4日になります。

Posted by makocchi-1129comments(2)trackbacks(0)
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< September 2008 >>
RECENT ENTRIES
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RECOMMEND
顎ろぐ
北海道北部を拠点に森林の研究をしている小林真があちこち歩き回って考えたこと・見たものを紹介するページです。 Keyword: 樹、土、ミミズ、北方林、ツンドラ、バオバブ、登山
PROFILE
LINKS
OTHERS
template by msrbn